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KPT会について

Last updated at Posted at 2018-12-17

ふりかえりエンジニアマン爆誕

business_kigyousenshi_all.png

リーダーや外からみるとうまくいっている開発・運営

チームメンバー(個々人)の感じ方はそれぞれ

  • 不安・不満な点がある
  • 改善したいことがある

理想は個々人が常に振り返りの習慣を持ち、改善できることをアウトプットし続けること

しかしながら、個人でこの活動を行うには限界がある。

限界となる要因

  • 個人が振り返りをしていない
  • 業務が忙しく改善まで手が届かない
  • 技術力が足りない
  • そもそもどこから手を付けていいのかわからない

この点を補うにはチームメンバーの力が必要となる。

KPT法

ふりかえりを行う手法のフレームワークの1つ。
以下の3つの点について話し合う。

  • Keep(継続すべきこと、うれしかったこと)
  • Problem(改善したいこと)
  • Try(取り組むべきこと)

KPT会を行うタイミング

大きな業務がひと段落したタイミング理想です。

具体的な方法・進行方法

オーソドックスな方法を紹介します。

用意するもの

  • 付箋
  • ペン
  • ホワイトボード
  • 会議室(1時間~1時間半確保しましょう)
  • 進行係(司会をします)
  • 書記(付箋にかかれたものを頑張って社内wikiなどに記録します)

kpt_1.png

1. ホワイトボードを上図のように分け、KPTそれぞれの欄をつくります。

2. 5分ほど時間を設け、メンバーそれぞれが付箋にKとPについて簡潔に書きます。このとき、周りの意見を見たり聞いたりせずに自分の意見を書きましょう。

例)K.デバッグ手法を変えた影響で、開発時間が伸びた
  K.〇〇〇さんがカルピスをくれたのがうれしかった
  P.手の空いてる時間が発生した
  P.業務のとりかかりが遅くなった

3. その後、メンバー1人1人が付箋を貼りながら書いたことを簡潔に説明します。

例)進行係「hogeさん、お願いします」
  hogeさん「自分はKについてこちらの2点を書きました(付箋をはりながら)。
       これについては~~(略)~~。
       そしてPについてはこちらの1点を書きました(付箋をはりながら)。
       この経緯についてですが~~(略)~~。」
  進行係「ありがとうございました。続いてhugaさんお願いします。」

特にPについて述べるときには、メンバー以下のことに気を付けましょう。

  • なぜそれが起こったかの経緯をはなす
  • 改善策はまだ話さない(これはTのターン)
  • 人の悪口は言わない

あくまで、起こったことを簡潔に淡々と話しましょう。

4. Tについて考える

Pでとりあげられた問題について、メンバー全員で改善策を考えます。
このとき、Tryとしてあげる案は以下のことに気を付けます。

  • 具体的な案を考える(問題に対するアプローチ方法を考える)
  • エンジニア間で解決しないのであれは他部署に「ヒアリングをする」タスクをつくる
  • 必ず担当者を決める

5. ホワイトボードの写真を資料として撮影します

kpt_2.png

2回目以降のKPT会でやること

前回のKPT会で出たTryについて担当者から進捗などをヒアリングします。
タスクとして達成できていない場合は、再度タスク化したり達成できてない原因を探る必要があります。

まとめ

日々の業務に追われる中で、ふりかえりの習慣はなかなか身につかないものです。
まずはチーム全体でふりかえりを行うことで、自分が業務中にモチベとなっているものは何か、フラストレーションを感じている原因は何か、考えていく癖がついていきます。
個人の力では限界がありますが、チームメンバーの力を借りて、よりよい仕事をしましょう!

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