ふりかえりエンジニアマン爆誕
リーダーや外からみるとうまくいっている開発・運営
チームメンバー(個々人)の感じ方はそれぞれ
- 不安・不満な点がある
- 改善したいことがある
理想は個々人が常に振り返りの習慣を持ち、改善できることをアウトプットし続けること
しかしながら、個人でこの活動を行うには限界がある。
限界となる要因
- 個人が振り返りをしていない
- 業務が忙しく改善まで手が届かない
- 技術力が足りない
- そもそもどこから手を付けていいのかわからない
この点を補うにはチームメンバーの力が必要となる。
KPT法
ふりかえりを行う手法のフレームワークの1つ。
以下の3つの点について話し合う。
- Keep(継続すべきこと、うれしかったこと)
- Problem(改善したいこと)
- Try(取り組むべきこと)
KPT会を行うタイミング
大きな業務がひと段落したタイミング理想です。
具体的な方法・進行方法
オーソドックスな方法を紹介します。
用意するもの
- 付箋
- ペン
- ホワイトボード
- 会議室(1時間~1時間半確保しましょう)
- 進行係(司会をします)
- 書記(付箋にかかれたものを頑張って社内wikiなどに記録します)
1. ホワイトボードを上図のように分け、KPTそれぞれの欄をつくります。
2. 5分ほど時間を設け、メンバーそれぞれが付箋にKとPについて簡潔に書きます。このとき、周りの意見を見たり聞いたりせずに自分の意見を書きましょう。
例)K.デバッグ手法を変えた影響で、開発時間が伸びた
K.〇〇〇さんがカルピスをくれたのがうれしかった
P.手の空いてる時間が発生した
P.業務のとりかかりが遅くなった
3. その後、メンバー1人1人が付箋を貼りながら書いたことを簡潔に説明します。
例)進行係「hogeさん、お願いします」
hogeさん「自分はKについてこちらの2点を書きました(付箋をはりながら)。
これについては~~(略)~~。
そしてPについてはこちらの1点を書きました(付箋をはりながら)。
この経緯についてですが~~(略)~~。」
進行係「ありがとうございました。続いてhugaさんお願いします。」
特にPについて述べるときには、メンバー以下のことに気を付けましょう。
- なぜそれが起こったかの経緯をはなす
- 改善策はまだ話さない(これはTのターン)
- 人の悪口は言わない
あくまで、起こったことを簡潔に淡々と話しましょう。
4. Tについて考える
Pでとりあげられた問題について、メンバー全員で改善策を考えます。
このとき、Tryとしてあげる案は以下のことに気を付けます。
- 具体的な案を考える(問題に対するアプローチ方法を考える)
- エンジニア間で解決しないのであれは他部署に「ヒアリングをする」タスクをつくる
- 必ず担当者を決める
5. ホワイトボードの写真を資料として撮影します
2回目以降のKPT会でやること
前回のKPT会で出たTryについて担当者から進捗などをヒアリングします。
タスクとして達成できていない場合は、再度タスク化したり達成できてない原因を探る必要があります。
まとめ
日々の業務に追われる中で、ふりかえりの習慣はなかなか身につかないものです。
まずはチーム全体でふりかえりを行うことで、自分が業務中にモチベとなっているものは何か、フラストレーションを感じている原因は何か、考えていく癖がついていきます。
個人の力では限界がありますが、チームメンバーの力を借りて、よりよい仕事をしましょう!