Cognos Analyticsのバージョンアップ時、preserver.txtに記載のない自作ファイルは削除されるので注意が必要

はじめに

Cognos Analytics 11.0.6 からバージョンアップする前にpreserver.txtにファイルを追記しておくことで、カスタムファイルや自作ファイルを引き継ぐことができるようになっています。

※下記記事にもまとまっています。
Cognos Analyticsのバージョンアップ時のカスタムファイルの扱い

で、Cognos Analyticsは上書きインストールなので、サーバーモジュールに含まれない自作ファイルや日付入りのバックアップファイルなんかはどうせ残るだろうと思っている方がおられましたら要注意です。
実際にはpreserver.txtに記載の無い自作ファイルに関しても問答無用で削除される動きとなることをご紹介します。

実機での動作

事前確認

今回の注目ファイルは事前に手動でバックアップを取得しておいた「xqe.diagnosticlogging.xml.20171021」になります。

001.jpg

事前準備

バージョンアップ前にpreserver.txtの編集をします。
ここでは、編集済みの「xqe.diagnosticlogging.xml」のみを追記しています。

002.jpg

バージョンアップ実施

Cognos Analyticsのバージョンアップを実施します
この環境では、「CA 11.0.6」 → 「CA11.0.9」にバージョンアップしました

バージョンアップ後確認

バージョンアップ完了後の「/configutation」フォルダの状態が下図になります。
preserver.txtに記載したファイルは古いタイムスタンプでファイルが保持されているのが確認できますが、
事前にバックアップとして取得していたファイルがものの見事に消えています。
サーバーモジュールに含まれるはずのない日付入りのファイルなのにです。。
003.jpg

最後に

バージョンアップの際の上書きインストールと言っていますが、
単純に今あるフォルダに対してファイルを上書きするようなインストールではなさそうです。
preserver.txtに記載のあるファイルを一時フォルダに退避した後、ディレクトリごと削除 → 新バージョンをインストール → 退避ファイルの復元、と言った処理をしているように見られます。

くれぐれも自作ファイル、カスタムファイルがある環境でバージョンアップを実施する際は十分気をつけましょう。

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