AffinityはRGBの他、CMYKカラースペースもネイティブで扱うことができる。
AffinityでCMYKを扱う際のコツをいくつか挙げてみる。
※なお、以下は一般的な内容に関する解説で、印刷関係の専門的な解説ではない。
入稿関係は印刷業者と相談もしくは指示に従い、適切な設定を行うことを勧める。
最低限、デフォルトのプロファイル設定は変えよう
まずは設定画面からデフォルトの変更。
カラーの項目に各カラースペースのデフォルトとして使用するプロファイルが列挙されているが、インストール直後のCMYKカラープロファイルは U.S. Web Coated (SWOP) v2 になっているはずだ。

日本の印刷では主に Japan Color 2001 Coated が使われるため、デフォルト値としては Japan Color 2001 Coated を指定しておくとよいだろう。

もちろん、新規作成時にこれ以外のカラープロファイルに設定することも可能である。
なお、最近では Japan Color 2011 Coated を使うケースも出てきているようだが、Affinityには同梱されていない。
Japan Color認証制度のサイトで Japan Color 2011 Coated のICCプロファイルが配布されているので、ZIPファイルをダウンロード、解凍した後、Windowsであればエクスプローラーで右クリック→プロファイルのインストールをすればAffinityでも使うことができるようだ。
RGBで指定された黒は、適宜CMYKの黒に
色指定で#000000としたものをCMYKにすると4色が混じった色になってしまう(総量が346%で印刷には不適)という投稿がDiscordにあった。


当然ながら#000000はRGB色空間における色指定で、CMYKでは何らかの方法でCMYKの値に変換がなされる。
他社製アプリでも似たような4色たっぷりの変換が行われてしまうようだ。
当然ながら、CMYKでデータを作るのであれば、カラーパネルのCMYK色空間で色を指定することが望ましい。
スウォッチパネルでCMYK用のパレットを作り、その色を適用するのが間違いないだろう。
なお、AffinityではK100の黒はRGBの黒と若干違った見え方で表現されている(焦げ茶のような黒。上記RGBの黒と比較されたい)。

インク総量の確認
Affinityは情報パネルでマウスポインタの場所(あるいは指定の場所)の推定インク総量を表示させることができる。
情報パネルの一番上にある3つの丸アイコン(カラーモデル)からインク総量を選ぶ。

Σの欄にインク総量、その右側にCMYKの各値が表示される。

RGBドキュメントをCMYKドキュメントに変換
RGBドキュメントをCMYKドキュメントに変換するには、ドキュメント→設定→フォーマット/ICCプロファイルを変換を選ぶ。

フォーマットでCMYK/8を選び

プロファイルを選ぶ。



