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LINE+Firestoreを使って超簡単にアプリ開発してみた

Last updated at Posted at 2019-11-04

最近増えてきているLINE上で動くアプリケーションの作り方を公開していきます。

記事を読みながら順調にいけば、1時間くらいでLINE上で画面を作れて、Firestoreと簡単なデータをやり取りすることができるようになります。

以下はLINEを使ったアプリケーションの一例

アイカサ(i-kasa)|日本No.1の傘シェアリングサービス

個人的にLINE上のアプリケーションはサービスのMVPをサクっと作る時とかに威力を発揮すると思っています。

  • ユーザーはLINEという日常使っているプラットフォームで、友達登録をするだけで利用可能
  • チャットベースのUI使うのであれば、Frontの開発が超楽
  • さらに横のサービスのLINE Official Account Mangerとかも使うと 広告の配信や、サービスに必要なサポートセンターとかも低コストで用意できる。

これだけ周辺サービスが整っていて、数万件のメッセージとか配信しない限り、 コストは無料〜3万円で使える。神か

突き詰めるとNativeアプリやPWAの方がええやんとなるんですが、サービス開発初期は複数言語使うの大変、かといって普通のWebアプリだとFront作りこんだり、導線や周辺機能用意するのちょっとな、、、と思うので、開発を「まず始めてみる」ということを強力にサポートしてくれるサービスだと思います。

今回使ったもの

  • LIFF(LINE Front-end Framework)
  • 静的ファイル(netlifyでホスティング)
  • Fireabase Firestore(データ永続化で利用)

それでは一連の開発の流れを見ていきましょう

デモ

LINE上のページで入力した内容がチャットに送られる。
またFirestoreで永続化され、別ページで見ることができます。

ダウンロード (3).gif

それでは始めていきましょう

1.LINEアカウント作る

LINE Developers

LINE Developer > プロバイダーリスト > 新規チャネル作成

でアプリケーションを提供するLINEアカウントを作っていきます

画面に沿って入力していくとチャネルが完成する
この時点でQRコードを読み取るとLINEアカウントとして友達登録できます
(この時点ではまだデフォルトのメッセージが出てくるだけ)

次にメニューを追加して、LIFFと紐付けて画面を開くようにしていきます

2.リッチメニューの表示

LINE Business ID

LINE Official Account Manager > リッチメニュー

でメニューを作っていきます。

メニューのデザインは今回は適当で、テンプレートをそのままアップロードします

リッチメニューが表示されて、ブラウザで設定したURLが開くようになりました。

3.LIFFの設定

いよいよLIFFを設定していきます。

いわゆるURLを外部ブラウザで開く形式に比べたLIFFのメリットは

  • 画面遷移がなく、LINE内で完結する
  • LINEのIDなどのコンテキストを扱うことができる

詳しくは下記リンクにまとめてくれています
LINE Front-end Framework (LIFF) を触ってみた - Qiita

下記でエンドポイントやUIをどのように表示するか設定していく

設定が完了すると、このようにline:〜のURLが発行される

これを先程のリッチメニューのURLに指定すると、このように画面を遷移なしでLINE内で開くことができるようになる、、!!!

4.アプリケーション部分の開発

いよいよLIFFで開くアプリケーションを作っていく、サンプルなので簡単なものを

LINEのIDなどのコンテキストを扱うことができる

上記で説明したように、LIFF内でLINE用の関数を利用することができる

一例として

    liff.getProfile().then(function (profile) {
        document.getElementById('sample').textContent = profile.userId;
        document.getElementById('sample').textContent = profile.displayName;

こんな感じで、ユーザーID、表示名称が取得できたりする。

詳細は下記参照

LIFF v2 APIリファレンス

サクっとFirestoreにデータを入れて、取得するfront部分を実装して
githubにあげて、netlifyでdeployする
この辺りは本当に便利になったなと、、

最後にNetlifyで発行されたURLをリッチメニューのURLに設定すればデモみたいな挙動になる

ソースは下記参考

もし403エラーが出たときは

メッセージを送ろうとすると、こういうエラーが出る時がある

そういう時はLIFFの権限でメッセージの送信権限を付与することで解決できます。

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