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エンジニア志望の学生が内定先の新規事業提案制度に応募して登壇してきた話

はじめに

筆者について

現在4年、情報系の大学生。
研究ではDeep Learningを用いた画像認識をテーマにしていました。

ほぼ独学でruby、railsを勉強して、

  • 学科内学生用に研究室配属をサポートするWebアプリ
  • 休講情報をスクレイピングするコンソールアプリ
  • 身内用にTRPG(SW2)のキャラシ管理Webアプリ
  • 身内用にTRPG(DX3rd)の出目シミュレーションをするコンソールアプリ

などを趣味レベルで作ったりする程度で、
実際にWebサービスを公開して運営したり収入を得たり、といった経験はありません。

同様にビジネスコンテスト等への参加経験もありません。

人前でプレゼンをする経験なんて卒論発表くらいで、
中学高校でも生徒会だとかには参加せず登壇者を体育座りで見ていた側の人間です。

要するに一般的な、ビジネス経験のほとんどないWebエンジニア志望の大学生ですね。

SWITCHについて

内定先の株式会社LIFULLで行われている新規事業提案制度SWITCHに応募して参りました。

SWITCHは内定者を含めた社員全員が参加でき、新規事業に関する提案を募集・支援する制度で、2ヶ月に1度開催されています。
「内定者を含めた社員全員」の時点で察しがつくと思いますが、営業職でも企画職でも、エンジニアでもデザイナーでも役職や社歴に関係なく参加できます。

選考中の学生や社員の後輩意外でどう募集しているのかはわかりませんが、一般の学生も参加できます。

入賞すれば賞金が出ますし、実際に事業化して事業責任者になったり、子会社化して社長になれたりしちゃいます。
内定前に応募して学生が賞を貰ったりもしています。夢がありますね。
事業を立ち上げたいけれど、親の反対で思いきれない学生は是非LIFULLを調べて見て下さい(宣伝)

応募まで

内定者に告知があったのは1月18日、2月1日締め切りで応募資料を提出することで参加できました。

応募書類は、

  • 課題と顧客
  • ソリューション、提供価値
  • その事業を立ち上げたい想い

を応募用のテンプレに沿って作成するものでした。

悩み

他の参加者が見えない

どれくらい参加者がいるのか、どんな案が出されているのか、他の人は資料はどれくらい作り込んでいるのか、どれくらいアイデアが固まっているのか etc...

初参加ということもあって、会場の雰囲気もわかりません。
周囲の様子が見えないと精神的に追い込まれるものです。

勉強会でもそうですが、自分はこの感じが参加する敷居が高くなる要因になってます。
場数をこなせばなんとかなるのでしょうが、
初めの一歩が踏み出せねば場数は踏めないというのが難しいところですよね。

何事も思い切って行動してみることが大事だと痛感させられます。

ビジネス知識がない

集客?マネタイズ??収支計画????

もうこんな状態です。

ターゲットはどのように絞っていくのか、広告費がどれくらい必要なのか。

システムの開発、運営のコストはどれくらいか、
マネタイズするにしても相場がどれほどなのか。
法人向けの価格情報は中々公開されていませんし、
どのようなオプションがあるのかもわかりません。

結局は採用でお世話になった人事の方に連絡して質問をしていたのですが、
勤務時間中に、それも新卒採用で忙しい時期なので心苦しい思いがありました。

身近に相談相手がいない

まだ社員ではないので気軽に周りに相談できません。
特に社外秘と言われてはいませんが、普通に考えて社外秘の情報になるので、
入社前ですとこの段階で詳細を話せない難しさがありました。

Speed Dating

概要

Speed Dating : カップリングパーティ

Speed Datingでは、応募者とアクセラレータのマッチングを行います。
ここで言うアクセラレータとは1ヶ月間、
相談事や事業案のブラッシュアップ等ををしてくれる社員です。

アクセラレータは事業経験のある子会社社長事業部長CXOから選抜されます。豪華かよ。

参加者は20名程度、ほとんどが社員で、学生参加者は4名でした。

コの字に配置されたテーブルの外側に立案者が着席して待機します。
アクセラレータ候補の方がそれぞれの立案者の前に座り、立案の概要を聞いて話し合います。

その場でも意見を頂いて、終了後に互いの希望者を運営に伝えます。本当に婚活パーティみたいですね、経験はありませんが。

後日、運営から連絡があり専用のグループが作成され、そこで連絡を取ることになります。
もちろん、時間を調整して直接会って打ち合わせすることも可能です。

反省点

資料の具体性

説明を聴いて頂いて一番多かったのがここです。
と言うのも、資料には具体的な数字だとかターゲットの絞り込みがされておらず、
イメージしてもらうことが難しかった

メモのとり方

普段あまりメモを取る習慣がないことも反省点です。
特に今回はスライド資料を表示していてPCでメモを取ることができませんでした。
紙でメモを取る際に時間が掛かってしまったので、フォーマットのようなものを用意しておくべきでした。

Welcome感

語彙力...

正直自分は人と接するのが苦手です。
ある程度の時間が経てばやっと普通に話せるようになる典型的なオタク気質です。

また、表情が硬いとよく言われますし自覚もあります。が、これがまだまだ直らないです。

これらのこともあって、あまり多くのアクセラレータとお話することができませんでした。
時間に限りがあるので、全員とお話することはできないのですが、
それでももう少し多くの方と話すことはできたと思います。

なんというか、こう、来てください感が出せませんでした。
話しかけるなオーラと今は構うなオーラなら得意なのですが。

Idea Pitch

概要

経営陣や外部の審査員に対して案を発表する場です。

ピッチ -> 質疑応答 -> 採点

の流れで各々順番に発表します。

応募している方の詳しい情報まではわかりませんでしたが、
今回はエンジニアやデザイナーの方はあまり多くなかったようです。

発表は社員なら誰でも聴くことができ(るように見えました)、
同期や事業部内の方が来て(いるように思え)ました。

スケジュールは事前に連絡があり、ピッチ順もそこで伝えられます。

終わったあとに結果発表と表彰、懇親会があります。

応募者の立案内容はどれもLIFULLらしいというか、
収益重視でなく課題解決に重きを置いていて、観ていてもおもしろかったです。

課題解決に重きを置きつつビジネス化することが難しいです。

反省点

プレゼン力不足

発表時間が短かったこともありますが、
質問内容や審査コメントを見る限り、うまく伝わっていない印象でした。

時間が短かったので、短いなりの資料の作り方、要点の絞り方を考える必要性を感じました。

特に自分の場合は、解決したい目的と手段が微妙にズレているのですが、
そのズレの理由をしっかり伝えることができていませんでした。

短いからこそ、本質部分をしっかり伝えることが大事ですね。

また、タイムキーピングも課題でした。
本番ではほぼほぼ時間通りに終われたのですが、
シミュレーションではギリギリか間に合わないくらいでした。

緊張と焦りで喋りが早くなってしまう、という自覚もあっったので時間以内には終わるだろうと思っていましたが、
練習と本番で同じように進められるようにしなければ伝わるものも上手く伝わらないです。

今後も参加し続けて、意識して徐々に鍛えていく部分だと思いました。

1億円

収支計画については自分も準備してピッチしたのですが、
社員の方のピッチを見ているとほとんど全員に「1億円」というワードがありました。

「○期目には1億円に〜」のような感じです。

1億円というのがこういった事業立案におけるひとつの指標になっているのでしょうか...?

ともかく、自分の出した案では1億までの道のりは考えていなかったので、
事業の拡大まで見据えた収支計画を用意したほうが良かったと感じました。

コミュ力不足

前述しましたが、やはりここを鍛えないと痛いです。

せっかくの懇親会で、あまり人と話すことができませんでした。
参加していた内定者・一般学生とは話すことができたのですが(計4人ですし)、
社員さんに話しかける勇気が出ませんでした。

お世話になったアクセラレータの方とはお話でき、
感想やアドバイスを頂いたのですが、他の審査員にはとても話しかけられず無力感を味わいました。

せっかく普段は話せない(?)ような忙しい方が多くいらしたので、
チャンスを活かせず本当に勿体無かったと感じています。

当日は社員の方から話しかけて頂いて、非常に救われました。
社員の立場になったとき、このように学生や新人を積極的に救えるようになりたいですね。

おわりに

個人としては、参加して大正解でした。
入社前に研究の都合でインターンに参加できなかった身としては、会社を知るための良い時間でもありました。

感じたメリット

異なる視点を知れる

実体験が基になっている案が多いため、
自分では知り得なかった視点を知ることができます。

また、営業職・企画職から出た案を見ると、
エンジニアでは、特に学生のうちは見えていなかった考慮すべき点が見つかり、とても参考になります。

社員と話せる

自分は苦手ですが、社員と話すことで会社の表向きには見えない部分が見えてきます。
就活前の学生であれば、こういった機会に雰囲気や社員の様子を知れるのは大きいと思います。
色々な企業に飛び込めるのは学生の特権なので、是非チャレンジしてみるといいと思います。

感じたデメリット

研究と同時は忙しい。