Vim patchダイジェスト [2018/10]
(8.1.0444 ~ 8.1.0502)
- 8.1.0502: 内部diffでdiffコンテキストを比較すると正しくない結果になる件を修正しました。(関連patch: 8.1.0503)
-
8.1.0499:
:2vimgrep
でml_getエラー(E315)が発生する件を修正しました。 - 8.1.0498: /etc/gitconfig が gitconfigファイルと認識されない件を修正しました。
-
8.1.0497: 内部diff使用時の
:%diffput
が行の順序を変更してしまう件を修正しました。 - 8.1.0496: インデントファイルのテストを実行するための機構を追加しました。最初のテスト(Vimインデント用)を追加しました。
-
8.1.0495: より多くのコマンドの
:filter
対応をおこないました。(今回対応したコマンド::function
,:highlight
,:jumps
,:let
,:set
,:setglobal
,:setlocal
) -
8.1.0494: window IDを引数に取る組み込み関数がカレントタブページ以外のウィンドウを検索対象にしていないのを修正しました。 (修正対象関数:
getloclist()
,matchadd()
,matchaddpos()
,setloclist()
,win_screenpos()
,winbufnr()
,winheight()
,winwidth()
) -
8.1.0493:
argv()
とargc()
の引数に window ID を追加しました。 - 8.1.0492: Windows GUI: 公式インストーラーで追加されるコンテキストメニュー "Edit with existing Vim" (起動済のVimで編集する) がgVimのインスタンス数分追加されてリストが長くなってしまうので、複数の場合はサブメニュー化するようにしました。
-
8.1.0489:
:vimgrep
を実行しオートコマンドでquickfixリストがクリアされると、クラッシュする件を修正しました。 -
8.1.0487:
:tlmenu
,:tlnoremenu
,:tlunmenu
を追加しました。terminalウィンドウにメニューを作成できます。 -
8.1.0485:
term_start()
の引数{options}にキー"cwd"
が指定された時は、値がアクセス可能なディレクトリかチェックするようにしました。 -
runtimeファイル更新:
- PHP言語の補完スクリプトを少し改善しました。
- Todoの更新。
- helpファイルの更新。他。
- 8.1.0481: terminalバッファのカーソルが "Terminal" ハイライトグループの色を使用していない件を修正しました。
-
8.1.0479:
'varsofttabstop'
をカンマで終わりで設定するとクラッシュする場合があったのを修正しました。 - 8.1.0473: ファイルは存在しないがスワップファイルが存在する場合、ユーザーにファイルが存在しないことを知らせるメッセージ "CANNOT BE FOUND" ("見つかりません")を出すようにしました。
-
8.1.0472: Windows: アンインストーラー: 登録情報に "DisplayIcon", "DisplayVersion" および "Publisher" を追加しました。インストーラー: 内部diffをサポートしている場合は生成する _vimrc で
'diffexpr'
をセットしないようにしました。コマンドラインからのVi互換指定を受け付けるようにしました。他。 -
8.1.0468: Windows: シェルコマンド実行(
:h :!
)で、コマンドの引用符内にパイプ文字(|
)があると失敗する件を修正しました。 -
8.1.0464: Windows:
job_start()
の引数{command}でバックスラッシュがエスケープ文字として扱われていた件を修正しました。(この修正はjob_info()
が返す辞書の"cmd"
値にも反映されます) -
8.1.0463:
simalt ~x
等が .vimrc に書かれていて、スワップファイルのメッセージプロンプトが表示されると、CTRL-Cを押すまでキー入力を受け付けなくなる件を修正しました。(関連patch: 8.1.0466) -
8.1.0460:
assert_fails()
が引数でメッセージを受け取れるようにしました。 -
8.1.0458: diffモードで最終行に差分がある状態で
do
するとエラーE315
になったりクラッシュすることがあるのを修正しました。 -
8.1.0453: Windows:
executable()
が信用できない件を修正しました。($PATHEXT
を正しく使うようにしました) (関連patch: 8.1.0459) - 8.1.0452: Windows: libintl.dll および libintl-8.dll が見つからなかった場合、intl.dll を探すようにしました。
- 8.1.0451: Windows console: キーボードのNumLockオン時にテンキーで数字が入力できない件を修正しました。(関連patch: 8.1.0457)
-
8.1.0449:
'relativenumber'
時に折り畳まれた行が正しく表示されない件を修正しました。(関連patch: 8.1.0374, 8.1.0450) -
8.1.0448:
'cursorline'
時に'cursorbind'
を使うとCursorLine
ハイライトが消去されないのを修正しました。(関連patch: 8.1.0372) -
8.1.0445: Vim script内で
'term'
が設定されたときに、変更されるtermcapオプションのスクリプトコンテキスト(セットしたスクリプトのファイル名と行番号)を設定するようにしました。(:verbose set t_~
で表示されます) (関連patch: 8.1.0446) - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
Vim開発者向けの追加、変更 | |
'hoge' |
オプション (:h options 参照) |
:hoge |
Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() |
組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge |
Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge |
feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。