DR Automation for PowerVS とは
DR Automation for PowerVSは、IBM Cloud カタログで利用可能な SaaS ソリューションで、PowerVS IBM i、AIX、Linux のDR(災害復旧)操作を自動化します。プライマリー サイトとバックアップ サイト間のシームレスなフェイルオーバー、フェイルバック、データ同期を実現します。このソリューションは、DRサービス ブローカーや KSYSオーケストレーターなどのツールを使用して DR ワークフローを自動化し、手動による介入を最小限に抑えます。これらのコンポーネントは、リソースの同期、フェイルオーバーの優先順位の管理、RPO と RTO の最適化を行い、高可用性と事業継続性を確保します。
KSYSオーケストレーター は、復旧のシーケンスを管理することで DR 操作をオーケストレーションし、ワークロードが論理的な順序で復元されるようにします。リージョン間のフェイルオーバーおよびフェイルバック プロセスを処理し、災害時のリソース使用率を最適化します。
DRサービスブローカー は、DR リソースのプロビジョニングと管理のためのインターフェースを提供します。IBM Cloud サービスとのシームレスに統合され各インスタンスの課金メトリックと使用状況データを更新します。
IBM Cloudカタログで確認してみる
ありました。これですね

DR Automation for PowerVSの概要
概要アーキテクチャーは下図(P.166 図7-18)の通り。

上図の右下DR Orchestrator.. がKSYSオーケストレーター、左上のDR Automation Service BrokerがDRサービスブローカーのようです。いずれもクラウド(PowerVS上で稼働するようです)
課金体系について
上記の料金は、DRA(DRオートメーション)は、DR対象のデータセンターの場所、Power DRAのコア・時間(DRサービスブローカーの使用するコア数X時間?)、およびKSYSオーケストレーターで使用する高可用性オプションに基づき計算されます。
DRAコア時間料金は、S922、E980、S1022、E1080などのすべてのCPU形式・モデルで統一されており、専用、共用(上限無し共有と共上限月共有)モデル両方とも対応し、次世代Power CPUモデル(2026年以降に発表されるPower12(想像)サーバーも含む、ということでしょうか?)もサポート対象です。
料金は時間単位で計算され、月額料金は1か月(730時間)の使用量を反映します。DR自動化の課金には、オペレーティングシステム、ストレージ、およびストレージレプリケーション料金やネットワーク料金などの追加リソース料金は含まれません。
現在サポートされているロケーションと料金は Power Virtual Server DR Automationを参照。
Redbook中(2025年初)のサポートセンターリストはこちら

モントリオール、トロント、ワシントンDC、 サンパウロ、チェンマイ、大阪 、シドニー、東京、フランクフルト、ロンドン、マドリード
執筆時点(2026/02)では以下の通りです。(上記の太字DCが現れない)


シドニー (au-syd)、東京 (jp-tok)、マドリード (eu-es)、フランクフルト (eu-de)、ロンドン (eu-gb)、モントリオール (ca-mon)、ダラス (us-south)、トロント (ca-tor)、ワシントン DC (us-east)
グローバルという地域全般を指す?ロケーションもありますね。。(調べます)
DR Automation for PowerVSの前提条件
セットアップの前提条件
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IBM Cloud アカウントを持っていること
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リソース固有の DR Automation アクセスロール用の IAM ロールを設定します。詳細はアイデンティティおよびアクセス管理(IAM)の管理を参照
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公開鍵と秘密鍵を生成するには、SSH キーまたはシークレットマネージャーが必要です。詳細については、を参照
※執筆時点で上記urlアクセス不可でした,以下が更新されたurlだと思われます。
https://cloud.ibm.com/docs/dr-automation-powervs?topic=dr-automation-powervs-con-site-ksys -
オンプレミスから PowerVS にアクセスするために、適切なネットワーク接続を備えた VPC ランディングゾーンを作成します。詳細は、Overview of Power Virtual Server with VPC landing zone deployable architecturesを参照