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Android再入門 - カウンターを作ろう(前編)

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はじめに

ここでは、はじめてAndroidアプリに挑戦する人がアプリを作る流れを経験できるように、簡単なアプリを用意しました。以下のようなプラスボタンを押すと数字が増えていくカウンターです。マイナスボタンとクリアボタンも備えます。

このアプリは Android再入門 - はじめてのView #Android - Qiita で学んだことだけで作れます。


アプリを作る流れ

アプリを作る時は以下の流れで行います。


  1. どんなアプリを作るか決める

  2. デザインする

  3. 実装する


1. どんなアプリを作るか決める

まず、どんなアプリを作るか決めましょう。ここで気を付けたいのはアプリを作る目的と難易度です。


アプリを作る目的

アプリを作る目的は何でしょうか?ざっと以下のような目的が思いつきます。


  • アプリ開発の勉強のため

  • 単純に作ってみたいから

  • 自分で使うため

  • みんなに喜んでもらうため

  • ネタ

  • 儲けるため :)

どんな目的でも良いですが、はじめに目的を考えておくことは良いことです。アプリを作り始めて完成するまでに飽きてしまったり、挫折してしまって結局アプリが完成しないことの方が多いです。そのようなことがないように目的を明確化して、たまに思い出しましょう。


難易度

アプリを作り始めて完成するまでに飽きてしまったり、挫折してしまって結局アプリが完成しない原因は、自分が考えた「こんなアプリを作りたい」の難易度が高すぎた。というケースが多いのではないでしょうか?

まずは、最小限の機能を考えて、自分の中で「数日で作れそう」なアプリを考えてみるのはいかがでしょうか?完成せずに終わってしまうよりも、「完成した」という小さな成功体験の積み重ねで、だんだんリッチなアプリに育てていけば良いかと思います。


どんなアプリを作るか

以上の2点を踏まえて、1. 自分の目的に沿っていて 2. 難易度がちょうどいいアプリを作るのが良いかと思います。

ネタが思い付かない!という方は、「自分が普段使っているアプリを自分で作ってみる」というのでも良いかもしれません。その時にも、目的と難易度には気を付けてアプリ開発をスタートしてください。


2. デザインする

どんなアプリを作るか決まったら、いきなりコードを書くのではなく、デザインをしましょう。言い換えるならば完成予想図です。


デザインする目的

この段階で、見た目(画面上に置くパーツの洗い出しと位置)と振る舞い(ボタンを押したらどうなるなど)を考えることによって、実装する前にだいたいの設計を終えるのが目的です。実装しながら見た目や振る舞いを考えるのは効率的ではありません。

以下のメリットがあるかと思います。


  • 実装に入る前に頭を整理できる。

  • 実装する前に仕様(見た目と振る舞い)を精査できる。

  • 実装する時に実装することだけに集中できる。

デザインは設計と考えることもできます。


見た目を考える

では、カウンターを例に見た目を考えてみましょう。

カウンターは、ボタンが3つ必要ですね。プラスボタン、マイナスボタン、クリアボタンです。あとは、カウンターの値を表示する部分も必要ですね。

見た目を考える時は実際に画面を作ってみるのが一番です。以下のような方法があります。



  • 紙に書く(かっこよく言うとペーパープロトタイピング)

    「ペーパープロトタイピング」で検索すると様々な情報が出てきます。ツールや手法や書籍などたくさんの情報があり、キーワードが大好きな僕たちはここで脱線しがちですが、ようは紙に書けばいいだけの話(だと自分は思っている)ので、脱線せずに素直に紙に書きましょう。




  • PowerPointやKeynoteや図形描画ソフトで書く

    「紙かー」という人は図形が書ければなんでもいいので好きなソフトで作成しても構いません。個人的におすすめなのは Cacoo - Web上で図の作成とリアルタイムコラボレーション です。



では、方法はなんでもいいので画面を書いてみてください。画面を作る時のポイントは、この段階では細かいこと(フォントサイズや太字とか大きさが何pxなのか)は気にしないで、ざっくり作るのがポイントです。ざっくり作るのですが以下のことを考えながら画面を作ってみてください。


  • このパーツはここにあった方が意味が伝わりやすいだろうなぁ

  • このパーツはこの位置にこれぐらいの大きさで置いてあると見やすいだろうなぁ

  • このボタンはここにあった方が意味が伝わりやすいだろうなぁ

  • このボタンはこれぐらいの大きさが押しやすいだろうなぁ

以下は、Cacooで作成した画面です。デザインのプロではない僕なりに上記のことを考えてみた結果なので、良いか悪いかは分かりませんが例として。


振る舞いを考える

見た目を考えて画面が決まったら次は振る舞いを考えます。振る舞いとは、「この時にこれをこうしたらこうなる」という機能とか動作のことです。カウンターの振る舞いは以下の通りです。


  • プラスボタンが押されたら、カウンターの値を+1して表示する

  • マイナスボタンが押されたら、カウンターの値を-1して表示する

  • クリアボタンが押されたら、カウンターの値を0にして表示する

ちなみに、この振る舞いを単純に 仕様 と言ったり、 機能仕様 と言ったりします。この仕様をまとめた文書を 仕様書 とか 機能仕様書 と呼びます。

カウンターは非常に単純なアプリなのでこの作業はスキップできるんじゃないかと思われるかもしれませんが、結局、実装する時に考えることに変わりはありません。ここで伝えたかったのは、デザインをする段階で振る舞いを考えたり悩んだ方が、実装の段階で考えたり悩むより以下のメリットがあるということです。


  • 実装に入る前に頭を整理できる。

  • 実装する前に仕様(見た目と振る舞い)を精査できる。

  • 実装する時に実装することだけに集中できる。

また、振る舞いを考えた結果、見た目をよりよいものに修正できたりします。

さて、見た目も振る舞いも決まったので、あとは素直に実装するだけです!

Android再入門 - カウンターを作ろう(後編) #Android - Qiita