内包的記法
集合と位相でよく見かける、{ }を使用した記法のお約束を学びました。
{ 何の集合か | 性質 }
を表します。(内包的記法といいます。 Pythonでもありますね。)
例えば、Xを「10以下の正の偶数の集合」とすると、以下の2通りで表せます。
X = { n | nは10以下の偶数}
X = { 2n | nは5以下の整数}
前者が集合に属する要素をあらわし、後者がその要素の条件を表す、という理解で良さそうです。
メリット1:集合の性質がひと目でわかりやすい
上記2つのあらわす集合は同じですが、後者の方は、偶数の集合であることがひと目でわかるので、集合の性質をよりよく反映している書き方と言えます。
メリット2:曖昧さを回避できる
ex) Yを「正の3の倍数の集合」とすると
Y = { 3n | nは正の整数 }
と表せる。$\Box$
一方、集合の要素を列挙する記法(外延的記法)だと、すべてを列挙できないため、曖昧さが残る。
所感
内包的記法は、後で出てきた時に早速こんがらがるのですが、何度も使ううちに定着していくものなのだろうと楽観的に受け止めています。ここでしっかり復習できて良かった。
また明日もちょっとずつ進めるぞ〜。(自分のペースで少しずつ進められるのがアーカイブ授業の良いところですね。)
この記事について
※この記事は、すうがくぶんか「集合と位相 入門の入門」講座から、筆者が個人的に抜粋した記録です。内容は授業から拝借したものですが、内容に誤りがあれば私のミスです。
※すうがくぶんか様にはお断りを入れ、「教材をもとにしたアウトプットには一切関知しません」との返答をいただきましたので、ブログ掲載させていただいております。
