Twilio Autopilotで作ったbotを別のアカウントに移動する方法を紹介します。
Twilio AutopilotのCLIのリファレンスを見てると、あれ?ExportあるのにImportのタイプにGoogle AssistantとAlexしかなくね?という点に気づくと思います。
本記事では、そう思った方向けにTwilio Autopilotの移し方についてご紹介いたします。
※公式のやり方ではないので、そのうちできなくなるかもしれません。
事前準備
注意事項:node 14系でやるとexportする際に以下エラーが表示されました。
ERROR: TypeError [ERR_INVALID_ARG_TYPE]: The "path" argument must be of type string. Received an instance of NodeError
なので本記事ではnode v12.16.3を利用しています。
Twilio CLIのインストール
# npmを使ってインストール
$ npm install -g twilio-cli
or
# homebrewを使ってインストール
$ brew tap twilio/brew && brew install twilio
Autopilot pluginのインストール
$ twilio plugins:install @dabblelab/plugin-autopilot
Twilioにログインする
以下コマンドを用いてTwilioにログインします。
# twilio cli v2.0.1では、Account SID、AuthToken、Friendry nameの順番で聞かれます。
$ twilio login
botを移行する
以下手順でbotを移行します。
botをexportする
以下コマンドでbotをexportします。
# exportしたいbotを聞かれるので、上下キーでbotを選択してエンターキーを押します。
$ twilio autopilot:export
exportが成功すると bot名.json
ファイルが生成されます。
uniqueNameを移動先のbot名に変更する
事前に、移動先のプロジェクトにbotを作っておきます。
export
コマンドでexportした、bot名.json
を開き、uniqueName
を移動先のuniqueNameに変更します。
{
"friendlyName" : "Manage appointment scheduling",
"logQueries" : true,
"uniqueName" : "move_test", // ここを変更する
"defaults" : {
"defaults" : {
"assistant_initiation" : "task://greeting",
"fallback" : "task://fallback",
"collect" : {
"validate_on_failure" : "task://collect_fallback"
}
}
},
・・・・
}
アカウントを変更する
twilio cliが移動先プロジェクトにlogin済みの場合は移動先のプロジェクトに移動します。
twilio profiles:use 'friendry name'
移動先のプロジェクトにログインできていない場合は、新しくログインします。
# twilio cli v2.0.1では、Account SID、AuthToken、Friendry nameの順番で聞かれます。
$ twilio login
使用したいプロジェクトにtwilio cliが設定されているか確認します。
$ twilio profiles:list
使用したいプロジェクトのACTIVE
がtrue
になっていたらOKです。
移動先のbotへ反映させる
最後に移動先のbotへ内容を反映させます。
$ twilio autopilot:update -s=bot名.json
以上で移行完了です。
まとめ
Twilio Autopilotってまだ日本では使えないんじゃないの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが音声系は残念ながらまだ日本語には対応していませんが、テキストベースだったら日本語でも利用可能です。
是非お試しください!