Composer 2.0が遅すぎてつらい

Composer 2.0が2020-10-24にリリースされました。
Composer 2.0 is now available!

2.0に移行する前に実測しましょう

巷では「速くなった」「1.xの高速可テクニックはもはや不要」などの声を見かけますが、移行は実測してからをお薦めします。

自分の環境では、原因が不明ですが高速可した1.xよりもかなり遅くなるケースにあたりました。

よく見かけるベンチマーク

以下のコマンドの実行時間で、1.xと2.0の速度差を確かめている記事があり、自分の環境でもこれは2.0で速くなってました。

$ time composer create-project --prefer-dist laravel/laravel blog

1.10.13:
real    1m34.422s
user    0m16.097s
sys     0m10.081s

2.0.4:
real    0m18.347s
user    0m4.733s
sys     0m2.417s

※ composer clear-cacheは毎回行っています

自分の環境で実測すると･･･

自分が担当しているとあるプロジェクトのcomposer.json(インストールするパッケージは18個)を使って実行時間を計測すると、原因不明ですが2.0はかなり時間がかかりました。
計測は5回やりましたが、大体実行時間は同じです。

1.10.13:
real    1m8.685s
user    0m5.916s
sys     0m3.414s

1.10.13 + packagist.jp:
real    0m46.346s
user    0m6.596s
sys     0m3.473s

1.10.13 + packagist.jp + hirak/prestissimo
real    0m16.150s
user    0m4.603s
sys     0m2.550s

2.0:
real    1m15.536s  <-- 遅い!!!
user    0m2.793s
sys     0m1.505s

-vvvをつけて実行しても原因がわからず、現時点での移行は見合わせています。