Teensy 3.6
僕の推しマイコンボードになりました。
- FreeScale社のCortex-M4Fボード
- Arduino対応
M4ボードはSTMに多いですが、あちらはMbedメインなので、Arduinoメインの物は珍しいのではないでしょうか。
高性能かつ$30という価格も魅力。
動かしてみる
こいつ、オーバークロック出来る・・・!?
定格でも高性能ですが、伸び代があると分かったら、試したくなりますよね。
CPU
Arduino IDEから設定できます。
(Menubar > Tool > CPU Speed)
- 180MHz - 定格
- 192MHz
- 216MHz
- 240MHz - 最大
結構熱くなるので、ヒートシンク推奨です。
動作自体は安定していました。
216MHz/240MHzでI2Sを使用する場合は、I2S PLLテーブルを修正する必要があります。
libraries/Audio/output_i2s.cpp(output_i2s_quad.cpp)
// --- Before ---
// #elif F_CPU == 216000000
// #define MCLK_MULT 8
// #define MCLK_DIV 153
// #define MCLK_SRC 0
// #elif F_CPU == 240000000
// #define MCLK_MULT 4
// #define MCLK_DIV 85
// --- After ---
#elif F_CPU == 216000000
#define MCLK_MULT 36
#define MCLK_DIV 153
#elif F_CPU == 240000000
#define MCLK_MULT 2
#define MCLK_DIV 85
#define MCLK_SRC 0
引用: Teensy 3.6 overclocked to 216-240MHz and audio adapter board -> LRCLK jitter - PJRC Forum
SDIO
SdFatライブラリをダウンロードし数値を変更後、プロジェクトにインクルードします。
- 50MHz - 標準
- 80MHz - 最大
/src/SdCard/SdioTeensy.cpp
// kHzSdClk = 50000;
kHzSdClk = 80000;
引用: microSD slot on teensy 3.6 - PJRC Forum
ベンチマーク
MicroSD Read/Write
Read: 31.4MB/s
Write: 25.9MB/s
かなり速いですね。
下手するとRaspberry Piに匹敵するレベルかも。
まとめ
自作PCオタクはす~ぐオーバークロックしたがる。
今後Arduino系で色々やってみる時は、このボードがメインになると思います。