概要
これはソラコムのSoftware Design 誌 巻頭特集記念リレーブログ 4/26分です。
次回4/27(水)のSORACOMリレーブログ「RaspberryPiでセンサーデータをfluentdを使ってDynamoDBに送って可視化してみよう」との連続企画となっており、当記事で構築した環境と作成されるセンサーデータ(のJSONテキスト)を利用してデータの蓄積および可視化までの一連のIoTの処理の流れが理解できるようになります。
なお、本記事は3/23(月・祝)にSORACOM-UG Kansaiが開催した「[1-1]春のIoTリレーハンズオン@関西<SORACOM接続 + MQTT編>」のハンズオン用コンテンツが元になっています。
以下の図はリレーハンズオンで用いるRaspberry Piの実体配線図です。センサーでよく用いられるアナログ入力をADC(Analog/Digitalコンバータ)を用いて利用できるようにした構成です。一見複雑そうですが、はじめて電子工作を行う人が半数を超える中でどなたも問題なく実施することができました。
記事へのリンク
SORACOM Air/Beam接続に関する実習です。
前後編合わせて4~5時間程度のハンズオンとなります。
Raspberry Pi でSORACOM 接続+MQTTをしてみよう 前編 [Step 1 ~ Step 5]
- WebブラウザによるSORACOMコンソール操作
- SORACOM SDK / CLI操作
- Raspberry Piと純正USBモデムを用いたSORACOM Air自動接続
Raspberry Pi でSORACOM 接続+MQTTをしてみよう 後編 [Step 6 ~ Step 8]
- Raspberry PiとADコンバータおよび照度センサーの接続
- Raspberry PiだけでMQTTのPub/Subメッセージング
- SORACOM Beamを用いたMQTT接続(時雨堂のSango MQTTブローカーを使用)
ハンズオンの様子
先日4/23(土)中之島Spinningにて「[2-1]春のIoTリレーハンズオン@関西<SORACOM接続 + MQTT編>」を開催しました。3/26(月・祝)の「[1-1]春のIoTリレーハンズオン@関西<SORACOM接続 + MQTT編>」の再演です。2度目ということでスタッフも参加者のつまづくポイントを把握しており、うまく指導することができ順調に進みました。
春のIoTリレーハンズオン@関西プロジェクトについて
2016年初めに行われたSORACOM-UG Kansai月例ミーティングで、コミュニティごとに得意な技術を分担してハンズオンしたら!?という話で盛り上がり、関西のIoT関連の下記4コミュニティが連携して、リレーハンズオンを開催することになりました。
IoTリレーハンズオンのマニフェスト
本プロジェクトの目標は、「IoT開発のプロトタイピングに必要な知識を低い学習コストで習得いただくこと」にあります。
本プロジェクトの立ち上げの経緯はこちら。
IoTの開発には、デバイスからクラウドまで幅広い知識が必要となります。それら基礎的な知識を身に付けたい方は、ぜひIoTリレーハンズオンに参加して下さい!
各コミュニティがIoTのハンズオンを分担して行うアイデアは、手前ミソながらとても良いと思っています。関西に限らず、様々な地域でコミュニティ間の連携を取ってリレーハンズオン勉強会をおこなってみてはどうでしょう?おススメです。分野の違うエンジニアとの交流も多々あり、盛り上がると思います!
関西でも今後、色んなコミュニティとのリレーハンズオンを考えています。皆さんも是非参加してくださいっ!