説明で使用した拡張機能はこちらからインストールできます. 一人でも多くの方に利用いただければ幸いです.
ソースコードはこちらから閲覧できます.
マニフェストファイルとは
プラグインの名前やバージョン番号などのメタ情報を、json形式で定義します.
詳細は公式サイトを参照してください.
プラグインで使用した属性
属性 | 必須 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|---|
manifest_version | yes | 2 |
マニフェストファイル自体のバージョン番号です. 2 を指定します. |
name | yes | 適宜 | プラグインの名前です. ※1 |
version | yes | 適宜 | プラグインのバージョン番号です. ※1 |
description | no | 適宜 | プラグインの説明です. ※1 |
icons | no | { "128": "images/icon-128.png" } |
プラグインのアイコンです. 16x16や48x48の指定が推奨されていますが、今回は128x128しか指定しませんでした. ※1 |
author | no | 適宜 | プラグインの作者です. ※2 |
homepage_url | no | https://bitbucket.org/dhun-h/lazy-applicant-support | 作者のホームページです. ※3 |
permissions | no | "storage" |
プラグインが必要とする権限です. 今回はストレージを利用するため指定しています. |
content_scripts | no | { ... } |
コンテントスクリプト編で説明します |
web_accessible_resources | no | [ ... ] |
コンテントスクリプト編で説明します |
background | no | { ... } |
バックグラウンド編で説明します |
content_security_policy | no | "..." |
バックグラウンド編で説明します |
options_ui | no | { ... } |
オプション画面編で説明します |
default_locale | no | "en" |
国際化編で説明します |
最低限の構成
Chrome拡張を作る際に、必須となるのはマニフェストファイルだけです.
極端な話、次のコマンドを実行すればそれはChrome拡張となります.
mkdir Example
cat <<EOF > Example/manifest.json
{
"manifest_version": 2
,"name": "Example"
,"version": "1.0.0"
}
EOF
- Chrome起動
- 拡張機能タブを開く
- デベロッパーモード をチェック
- パッケージ化されていない拡張機能を読み込む... ボタンを押して、Exampleディレクトリを指定
なんの機能もありませんが、、、
コメント
公式サイトにあるように、マニフェストファイルにはコメントを含めることができます.
// comment
/* comment */
ただしjson形式としては不正になるため、JSON#parse
はできなくなります.
⇒ このプラグインではmanifest.jsonを解析してバージョン番号を取得しているため、コメントは利用していません