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# Ergodox EZ買いました

Posted at

このムーブメントには乗るしか無い。ということで。

http://nippondanji.blogspot.jp/2016/01/ergodox.html
http://blog.restartr.com/2016/03/31/got-my-ergodox-ez/
http://ymotongpoo.hatenablog.com/entry/2016/03/25/203734
http://hachibeechan.hateblo.jp/entry/first-impression-of-ergodox-ez

もともとキーボードはいいものを使ったほうがいいだろう、ということで、HHKに始まりRealforce、Kinesisと、一般的に高級と呼ばれるようなキーボードは一通り使ってみたものの、最終的にはRealforceのキーバインドをカスタマイズして利用していました。

Kinesisに乗り換えられなかった理由としては、

− でかい。机に乗らない。
− 親指に機能を割り当てすぎて逆に親指が腱鞘炎になりかけた

という苦い過去があったので封印していました。

Ergodox EZも、キー配列としては大体Kinesisと似たようなものですが、セパレート式かつ、サイズ自体が小さいのでこれならいける!と、ちょっと予定外の賞与が出たこともあり、公式サイトから購入しました。概ね2〜3週間くらいでした。逆に予想以上に早く到着して驚きましたが。

開封の儀とかどんなものか、というのは他のサイトを見ていただければよくわかるかと思いますので、ここではカスタマイズしたキーバインドについて語ろうかと・・・。

Ergodox以前のキーバインドについて

Ergodox EZの前は、ちょっと前に書いたとおり、Realforce+キーバインドのカスタマイズを行っていました。まずどんなものをしていたかというと。

− Realforceは30gという超軽量+日本語配列
− 無変換にAlt、変換にWinキーを割当
− AltはEmacsのメタキー、WinキーはAwesome WMのモディファイアとして利用。
− 書いてませんでしたが利用しているOSはLinuxです。
− CapsLockとControlは入れ替え済み
− SandSを導入済み

他、いくつかプログラミングで頻出するキーをホームポジション周辺に集めるなど、もうこの時点で他の人に中々使ってもらえない状態でした。。。

Ergodoxのキーバインド(暫定)

Ergodoxのキーバインドをカスタマイズする方法は、こちらを参考にしました。

http://qiita.com/ReSTARTR/items/f84f8f3c4c51c876cb2f

キーバインド自体はこのリポジトリで管理しています。

一番利用する部分を抜粋します。

/* Keymap 0: Basic layer
 *
 * ,--------------------------------------------------.           ,--------------------------------------------------.
 * | Esc    |   1  |   2  |   3  |   4  |   5  | LEFT |           | RIGHT|   6  |   7  |   8  |   9  |   0  | Bkspc  |
 * |--------+------+------+------+------+-------------|           |------+------+------+------+------+------+--------|
 * |   =    |   Q  |   W  |   E  |   R  |   T  | Esc  |           |  L1  |   Y  |   U  |   I  |   O  |   P  |   -    |
 * |--------+------+------+------+------+------|      |           |      |------+------+------+------+------+--------|
 * | LCtrl  |   A  |   S  |   D  |   F  |   G  |------|           |------|   H  |   J  |   K  |   L  |   ;  |  '"    |
 * |--------+------+------+------+------+------|      |           |      |------+------+------+------+------+--------|
 * | LShift |   Z  |   X  |   C  |   V  |   B  |      |           |      |   N  |   M  |   ,  |   .  |   /  | RShift |
 * `--------+------+------+------+------+-------------'           `-------------+------+------+------+------+--------'
 *   | App  |   \  |   `  | LGui | Alt  |                                       | RGui | Alt  |   [  |   ]  | C-\  |
 *   `----------------------------------'                                       `----------------------------------'
 *                                        ,-------------.       ,-------------.
 *                                        | LEFT | RIGHT|       |  UP  |  DOWN |
 *                                 ,------|------|------|       |------+--------+------.
 *                                 |      |      | Ins  |       | Del  |       |       |
 *                                 |Shift | Tab  |------|       |------| Enter | Space |
 *                                 |      |      |  L2  |       |  L1  |       |       |
 *                                 `--------------------'       `----------------------'
 */

ちなみにデフォルトはこんな感じです。

default.png

・・・英数字以外は見る影も無いという感じですね。

この配置は、私がEmacs使う+AwesomeWMでモディファイアを多用する+SandSが無いとやる気でない、ということから決定されています。また、左下にあるAppは、IMEの切り替えのために、他で使わない特殊なキーが欲しかったので、適当なキーを割り当てています。この辺の融通が効くのがいいですね。

なお、記号類の一部については、↑のキーバインドからよりも、Layer1の方にしたほうが、ホームポジションからずれないで入れられるものが多いです。()とか完全にホームポジションの位置にあったりします。それを考えると、左ShiftをL1に割り当てる、というのもありなんじゃなかろうか・・・とか、キーバインドに思いを馳せるのがたのしくてたまりません。

親指部分について

KinesisもErgodoxも、親指部分のキーバインドが豊富、ということがよく取り上げられてるっぽいですが、Kinesisを使っていた個人からすると、親指でEnterもSpaceも何もかもやらせると、それはそれで指が非常に辛かったです。また、KinesisもErgodoxも、↑のキーバインドでL1/L2と記述されているキーまで行こうとすると、個人的な手のサイズに大分依存するかと思いますが、実は結構きついです。Insの位置なんて、ちゃんと意識しないとまず押せません。

当初はSandSを割り当ててみたのですが、どうもErgodoxのキーマップでは、200ms以上長押ししなければ、もれな通常のタップと認識されてしまい、想定していたとおりの動作ではありませんでした。。。そのへんまでいじることは出来るようですが、さすがにそこまで時間をかけるのはどうよ・・・となりそうだったので、妥協してます。

ただし、どうしてもShiftは親指で押したかったので、左手にだけ割当を残しています。

人差し指部分について

標準だとHyperとか、まぁ私にとってはいらないキーが多かったので、そこに記号とか持ってきてみたのですが、大事なことに気が付きました。私は人差し指が相対的に短く、ホームポジションの2つ横とか、意識しないと押せないのです。

そこによく使う記号とか割り当ててみたはいいものの、物凄い押しづらい&YとかTとかGとかいらないキーが間違って入力されてしまうため、こりゃあかんとそこへは割り当てないようにしました。

TABが親指部分にあって、Tabの位置に=が入っているのがその証左です。TABが親指ってのはこれはこれでなれませんが、Ctrl+Tabとかは押しやすくなった気がします。掌いっぱいに使うので、これはこれで問題ですが・・・

Ergodox EZにしてみて

もともとそれなりに弄ってましたが、フルフルにカスタマイズできるとなると、自分の運指の癖とか、そういったものも意外と出てきます。そのへん、効率的でなかった運指についてはちゃんと直して、自分にあったカスタマイズを見つけるということがこれほど楽しいとは思いませんでした。

ただ、メリットがあればデメリットは何にでもあります。

  • 標準的なキーボードが使えなくなる
    • 使い始めて一日位しか経ってませんが、すでにMacbookの備え付けキーボードが真っ当に叩けなくなってマジで驚きました。Ergodoxに慣れれば慣れるほど、この傾向は強くなっていくことでしょう・・・。

まぁ、デメリットとしてはこれくらいしかないかなと。これに関連して、新幹線の車内だとキーボードに難儀する、とか色々あるでしょうが、兎にも角にも、自分用のワンオフキーバインドにする以上、このデメリットは甘んじて受けるしかありません。持ち運ぶとしても、Kinesis持ち運ぶよりはよほどマシです。

リストレストまで合わせても、重量的にはRealforceのフルサイズより軽いので、後はキーを保護するためのケースか何かあれば・・・。最悪アクリル板とかで自作もありかと。

文章を大量に入れる人にはオススメです

ただ、書き換え自体は深いカスタマイズをするには自分でビルドする以外の方法が無いので、まぁプログラマ向けということになるかも知れませんが・・・。

ちょっと(いや、大分)高いですが、その分の価値は間違いなくあります。キータッチ的には、HHK/Realforceの静電容量形式と比べても遜色ありません。若干音が大きいくらいでしょうか。次のボーナスで是非購入を検討してみてはどうでしょうか。

盛り上がれば、もしかしたら東プレとかPFUが目をつけて、静電容量形式のErgodoxを出すかも・・・?よほど盛り上がらないときつそうですが。

みんなで「僕の考えたさいきょうのきーばいんど」を晒し合いましょう。

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