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【Snowflake】Trust CenterでMFA設定が不要なユーザを通知先に設定する方法

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Last updated at Posted at 2026-02-12

はじめに

SnowflakeではTrust Centerで、アカウントの状態を監査し、通知することができます。

今回は、Snowflake上でMFA設定やパスワードが不要なユーザを作成し、ユーザに紐づくメールアドレスへ通知を行う方法をご紹介します。

Snowflakeのユーザタイプについて

トライアルアカウントを除くSnowflakeアカウントでは、特定のタイプを除くユーザはMFAによる2段階認証を有効化する必要があります。
また、MFAを有効化していないユーザが存在する場合、Trust Centerで検出されてしまいます。

ユーザには、以下の通りの種別があります。

  • PERSON:人が使用するユーザです。Snowsight(WEBコンソール)へログインする際に利用します。
  • NULL:タイプを指定せずにユーザを作成した場合はNULLになります、PERSONと同義です。
  • SERVICE:外部サービスから接続する際に使用するユーザです。BIツール等から接続する際等に利用されます。
  • SNOWFLAKE_SERVICE:Snowflakeによって作成されるSnowpark Container Service用のユーザです。
  • LEGACY_SERVICE:パスワード認証やSAMLによる認証をサポートするユーザです。(レガシーのため廃止予定)

この中で、SERVICEユーザとLEGACY_SERVICEユーザはMFAの有効化は強制されません
そのため、MFAを強制させたくないユーザは、SERVICEユーザで作成することをお勧めします
SERVICEユーザは、キーペア認証が推奨されており、MFA未設定でもTrust Centerで検出されません。
なお、Snowflakeのコンソールのログインに利用することはできないので、ご注意ください。

企業などで利用する場合は、ユーザの棚卸を定期的に行う必要があるので、ログインできないからと言ってユーザを増やしすぎることがないよう注意が必要です。

Trust Centerの通知における前提条件

Trust Centerの通知先に設定するユーザは、メールアドレスの認証が完了している必要があります。
通知先のメールアドレスを用意しておいてください。
通知先は、通常のメールアドレスでもいいですし、Slackのインテグレーションで発行したメールアドレスでも構いません。

注意点

トライアルアカウントでは、Trust Centerのメール通知機能を利用することができませんのでご注意ください。

実際にやってみる

以下のステップで対応します。

  • メールアドレスの取得
  • ユーザの作成
  • 認証メールの送信
  • Trust Centerの通知先設定

メールアドレスの取得

ここは、通知を送付したいメールアドレスを指定してください。
後ほどの手順で、認証リンクを埋め込んだメールアドレスをSnowflakeから送付します。

今回はSlackのインテグレーションで発行したメールアドレスを利用します。

ユーザの作成

ユーザを作成します。
ここでは、TYPEをSERVICEで作成してください。
EMAILはslackで発行したメールアドレスを使用しました。
image.png

構文は以下の通りです。

CREATE USER <ユーザ名> WITH TYPE = 'SERVICE' EMAIL = '<通知を送付するメールアドレス>';

認証メールの送信

先ほど作成したユーザに認証メールを送付します。
SQLを使って送付します。

CALL SYSTEM$START_USER_EMAIL_VERIFICATION('<ユーザ名>');

image.png

Slackに認証メールが送信されてくるので、「VALIDATE YOUR EMAIL」を押下します。
image.png

そうすると認証されたという画面がwebブラウザで表示されるので、これでメールアドレスの認証は成功です。
image.png

Trust Centerの通知先設定

Trust Centerの通知先設定を編集します。
Trust Centerはデフォルトだと認証済みのメールアドレスを持っている、かつ、ACCOUNTADMINが付与されているユーザに通知されます。
今回は通知専用に作ったユーザに対して通知をします。

 
Trust Centerのスキャナーの管理画面から、各パッケージ内の各スキャンを選択して編集していきます。数が多いので、気を付けましょう。
image.png

通知の編集画面までたどり着いたら赤枠のチェックを外します。
image.png

チェックを外すと受信者が管理者ユーザーとカスタムのどちらかを選択できるようになるので、カスタムを選択してユーザを追加します。
もちろん複数追加できるので、通知先が複数の場合は、メーリングリストを作成しなくても対応することができます。
image.png

これで、メールが送付されるようになりました。

おわりに

Trust Centerはメールアドレス認証が完了しているSnowflakeのユーザに通知を行うという仕組みだったため、ユーザを作成して対応しました。
Budgetの通知先はメールアドレスを直接指定できるので、Trust Centerを利用する際はユーザ設計に気を付けたいところです。

この記事がSnowflake導入を考えている方の参考になれば幸いです。

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