Unityを使ったAndroid向け課金ゲームアプリの開発環境を準備する

この記事では、Unity と itemstore を用いてAndroid向け課金ゲームアプリを作り始めるための準備についてご案内します。

itemstore BLOG で連載している
【いますぐ始めるアプリ内課金】第2回:アプリ開発の準備と企画
の補足になりますので、併せてお読みください。

Unity の準備

インストール

まずは Unity - Game Engine の「Unityを入手」などからダウンロードするページに移動します。
特に問題がなければ無料版の Personal を選択。
Unity - Download でチェックをいれるとダウンロードボタンをクリックできます。

01-Unity Download Site

ダウンロードが済んだら、インストーラを起動。
インストーラが起動したら [Next] ボタンをクリックします。

02-Unity Installer 1

ライセンスに同意するために [I accept the terms of the License Agreement] にチェックをいれてから [Next] ボタンをクリックします。

03-Unity Installer 2

インストールするコンポーネントを選ぶ部分で、必要なものにチェックをいれます。
今回は Android のビルドを行うので、 [Android Build Support] は忘れずにチェックしましょう。
チェックを確認したら [Next] ボタンをクリックします。

04-Unity Installer 3

最後に、インストール先のフォルダなどを選択して、[Next] ボタンをクリックします。

05-Unity Installer 4

しばらくするとインストールが完了します。

06-Unity Installer 5

外部ツールのセットアップと設定

Unity はさまざまな外部ツールと連携することができます。
特に Android 向けのアプリを作る際は、ビルド時に Android SDK や JDK が必須になってきます。

JDK のセットアップ

JDK は Java によるソフトウェア開発に必要なものをまとめたパッケージです。
Unity による Android アプリのビルドには JDK が必要になってきます。

JDK(Java Development Kit) をセットアップするためには、はじめに Java SE Development Kit 8 - Downloads へアクセスします。
JDK 9 ではなく JDK 8 を選んでください。理由は後述します。

07-JDK Download site

[Accept License Agreement] ラジオボタンを選択してから、自分の OS にあったインストーラを選択しましょう。
その後は、JDK のインストーラの指示に従い、インストールしていきます。
詳しくは、Java環境構築(Windows版) JDKインストール | Java, Androidの環境構築、AWS関連の技術情報ポータル | Tech Fun.cc などを参照してください。

JDK の注意点

JDK には複数のバージョンがあります。
Unity 2017.2 のビルドでは JDK 9 を利用すると不具合が起きる可能性があるので、 JDK 8 を選ぶようにしてください。
参照 : Java 9 (JDK 9) support by Unity Android | Unity Community

Android SDK のセットアップ

Android SDK は Android 向けのアプリを作るために必要な開発環境です。

CUI ツールでもセットアップができるようですが、GUI の方が簡単だったので、 Android Studio の SDK Manager を使いセットアップしました。

ただし、この方法でセットアップした場合、 Windows 環境の Unity 2017.2 では、ビルド時に不具合がおきますので、注意してください。その対策については後述します。

Android Studio は、Download Android Studio and SDK Tools | Android Studio からインストーラをダウンロードして、インストールしてください。

08-Android Studio Download site

インストールが済んだら、 Android Studio を起動します。

09-Android Studio SDK Manager 1

ウィンドウの右下の [Configure] から [SDK Manager] を選択します。

10-Android Studio SDK Manager 2

そうすると [SDK Manager] のウィンドウが表示されます。

[Android SDK Location] では SDK のセットアップ先のパスを設定できます。
特に問題がなければ、デフォルトのパスで良いでしょう。

[SDK Platforms] タブでセットアップしたい API レベルを選んで、 [Apply] ボタンを押すと選択した API レベルの SDK がセットアップされます。

11-Android Studio SDK Manager 3

ビルドする際は Build-Tools も必要なので、 SDK の API レベルに対応したツールをセットアップしましょう。
セットアップするためには、 [SDK Tools] タブを選択します。
Build-Tools のバージョンを選択したい場合は、右下の [Show Package Details] をチェックしてください。
その後、セットアップしたいバージョンを選び、 [Apply] ボタンをクリックすると選択した Build-Tools がセットアップされます。

12-Android Studio SDK Manager 4

Android SDK の注意点

SDK Tools を SDK Manager 経由でインストールした場合、 2017 年になってから Windows ではビルドが失敗するという報告があります。

今回も次のようなビルドエラーに悩まされました。

[Unable to merge android.manifests.]
というエラーで、最初は Android 向けの Manifest.xml を調べていましたが、後述のリンク先にある Android SDK の一部を修正することで無事にビルドできるようになりました。

13-Android SDK が原因の Build Error

対策方法は SDK フォルダの Tools だけを次のサイトに書かれているリンク先(tools_r25.2.5-windows.zip)から取得したものに置き換えます。
参照 : UnityのAndroidビルドができなくなった時の対処法 - Qiita

Android SDK と JDK の Unity への設定

セットアップした Android SDK と JDK のパスは Unity の Preference に設定しておきましょう。
Unity を起動し、メニュー[Edit]→[Preferences…] を選択します。

14-Unity Menu Preferences

[Unity Preferences] ダイアログが表示されますので、 [External Tools] を選択してください。

[Android] という項目の [SDK] に Android SDK のセットアップ先のパスを設定します。
SDK Manager を使ってセットアップした場合は、SDK Manager の [Android SDK Location] で設定したパスになります。

同じく [Android] という項目の [JDK] に JDK のセットアップ先のパスを設定します。
これで、 Unity で Android ビルドを行うための設定ができました。

15-Unity Preferences Dialog

Unity の外部スクリプトエディタの設定

Unity では、もともと備わっている MonoDevelop 以外にもスクリプトエディタを選択することができます。
例えば Visual Studio をインストールしている場合、下の図のように選択肢に表示されます。

さきほど Android SDK と JDK のパスを設定したタブの中にある [External Script Editor] から選択できるので、自分にあったスクリプトエディタを選ぶと良いでしょう。

16-Unity Script Editor

itemstore のアカウント登録の手順

itemstore ではサーバを使った本格的なアプリ内課金を実現できます。
今回は無料で使えるトライアルプランを選択して、ブロック崩しにアプリ内課金を実装していきます。

itemstore を利用するにはアカウント登録をします。

はじめに itemstore 公式サイト でメールアドレス、 itemstore用の任意のパスワードを入力して [今すぐ利用してみる] ボタンをクリックします。

17-itemstore 1

新規登録確認のダイアログが表示されるので [送信する] をクリックします。

18-itemstore 2

成功すると、新規登録完了のダイアログが表示されて、確認メールが送信されます。
受信した確認メールに従い、メール本文中の本人確認用の URL をクリックします。

19-itemstore 3

本人確認用の URL にアクセスすると、次のようなダイアログが表示され、本登録が完了します。
あとは、さきほど入力したメールアドレスとパスワードでログインをします。

20-itemstore 4

ログインをすると、ストアの設定や SDK のダウンロードが可能になります。
上の [SDK] タブを選択後、左の [Unity] タブを選択すると Unity 用の SDK がダウンロードできます。

21-itemstore 5

ダウンロードした zip を解凍し、その中にある .unitypackage ファイルを Unity プロジェクトにインポートすることで itemstore の機能が呼び出せるようになります。

Unity のメニュー [Assets]→[Import Package]→[Custom Package…]をクリックすると、選択ダイアログが表示されますので、さきほど解凍した itemstore の .unitypackage ファイルを選択しましょう。

22-itemstore 6

インポートする内容を確認するダイアログが表示されますが、特に変更せずに [Import]ボタンをクリックしてください。

23-itemstore 7

成功すると Unity の [Project] タブに [Plugins] フォルダが作成されます。

24-itemstore 8

インポートした中にある AppC プレハブを、使用したいシーンの Hierarchy にドラッグ&ドロップなどで追加しましょう。

25-itemstore 9

この AppC オブジェクトにいくつか設定することで、Android での実行時に itemstore とのやりとりを行いアプリ内課金を実現してくれます。
今回は、 Android 向けのアプリなので、 [Android Media Key] を設定します。
このキーは itemstore のログインページから Android ストアを作成したあとに発行されるメディアキーを設定します。

26-itemstore 10

また、今回はアプリ内課金の機能を使うので、 [Item Store API] にチェックをいれておきましょう。

これで、 Unity でのアプリ開発に itemstore を利用する準備ができました。
実際は、このオブジェクトを利用したイベント処理や itemstore の関数を実行する必要がありますが、これについてはアプリ内課金の実装の段階で説明したいと思います。

参考URL

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