RoboVM終了!?
全世界のクロスプラットフォーム界隈の人々の一部(...せいぜい数万人かな...)にちょっとした衝撃となったであろう4月15日のRoboVM終了っぽいお知らせ : RoboVM Winding Down。マイクロソフトがXamarin会社を買収したあおりで、Xamarin会社の子会社となっていたRoboVMが終了となった模様...JavaベースのiOS向け開発環境RoboVMが、今後、(再度)オープンソースになるか等は未定。
少なくともRoboVMのリリースを見る限り、JavaでiOSやろうとしていた皆さんは、今後はC#なXamarinでiOSしてね、とのこと(なかなかな無茶ぶり、、)。
インテルのMulti-OS Engine(moe)があるよ。
今月は、並行して、GoogleがAndroid開発にSwift採用か、なんて憶測ニュースが流れていて、そちらの方はけっこう話題となっているわけだけれど、いちおう、JavaでiOS開発という流れも消えてはいない。
そう、同じく4月15日に、インテルは、自社ラボが開発を進めているiOS/Andoirdのクロスプラットフォーム開発環境Multi-OS Engine(moe)の解説ビデオを公開している:
なんか急いで作りました的な感じで、正直あまり中身はないんだけれど、インテルはJavaでのクロスプラットフォーム開発を応援しているんだよ、というメッセージだけは伝わってくる。
で、実際のところ、どうなのと気になるわけなのだが、Multi-OS Engineは近いうちにAndroid Studio 2.0にも対応するよとか、やる気ありそうなアピールは行われている。 ... 現RoboVM開発チームの皆さんも、短かったマイクロソフト孫会社生活を終え、いずれインテルに転職、なのかも... !?
githubのmoeサンプルコードを見てみる
インテルは、Multi-OS Engine Samplesと題して、githubにサンプルコードを公開してくれている。
Java版とKotlin版とがあるんだけれど、Java版のサンプルコードは結構充実してきている。試しに
最近公開されたiOS向けコードを眺めてみると、@ObjCClassName("NavigationController")とか@Selectorとかアノテーションを駆使したコードになっていて、ドキュメントが充実してくれば、けっこう見通しよく開発できそうな感じ。
What's next!?
さて、今後はどうなるのか。随時注視していきたい、と思っている...のだけれど、当方は少なくとも今後半年は通常のAndroid案件で手一杯の模様。
どなたか、しっかりしたウォッチャーが現れてくれることに期待しつつ、現状報告を終える。