これは、筆者の「2025振り返り用ひとりアドカレ」記事の一つです。
はじめに
これは、筆者は至って真面目に書いているつもりですがふざけているように思えてしまう記事になるかと思います。ご了承ください。
記事執筆のきっかけは「ヘッドレス~~のヘッドレスってイメージしづらいなー。なんか他に理解しやすいイメージないかなぁ」と思っていた際に、リカちゃん人形のCMを見たことです。
懐かしさを覚えつつ適当に見ていると、 リカちゃんの着せ替えってまさしくヘッドレスのイメージでは!? と衝撃的な閃きを得ました。
本記事では、何とかこの(筆者独自の)衝撃的な閃きを言語化していきたいと思います。
対象読者
- 非エンジニア
- デザイナー
- 筆者と同じようにヘッドレスという表現に違和感を覚える方
ヘッドレスUI、ヘッドレスCMSのヘッドレスって?
まず、ヘッドレスとは一言で簡潔に言うと 表示(デザイン)と機能(ロジック・振る舞い)が分離されている仕様 となります。
ヘッドレスUI
見た目(スタイル)を含まないUIコンポーネントを指します。ロジックや機能だけを提供し、デザインは自分で自由にカスタマイズできるものです。
有名どころはTailwindのHeadlessUIやshadcn/uiとかになってきますかね。
ヘッドレスCMS
WordPressは、管理画面とWebサイトの表示が一体化したオールインワンなCMSです。
他方、microCMSなどヘッドレスCMSは、コンテンツ管理機能だけを提供し、APIでデータを配信する仕組みになっています。
APIを叩いて、そのデータをWebサイト、アプリ、IoTデバイスなど、好きな場所に表示できるというものです。
ヘッドレス~~の「~~部分」によって若干のニュアンスは変わってくるものの見た目と機能の分離という抽象レベルでは共通していることが分かるかと思います。
リカちゃんそのものは自由に改造してはいけない
リカちゃん人形ですが、その面白みは好きな服をリカちゃんに着せて自分だけのリカちゃんを作れるところにあると思います。
つまり、リカちゃんはコアコンポーネントです。
ベンダー側でしっかり設計されていて、ユーザーが自由に改造できる(変にいじっていい)ものではありません。
ユーザーは、各関節の可動域や程よくリアリティのある表情、髪色・髪質などロジックや振る舞いが良い感じに設計・調整されたコアコンポーネントを自由にカスタマイズできます。
この「良い感じに設計・調整されたコアコンポーネントを自由にカスタマイズできる」というのがヘッドレスの神髄だと考えています。
「ふーん。知らんがな」という話になるのですが……
しかし筆者の中ではどうしても 「良い感じに設計・調整されたコアコンポーネントを自由にカスタマイズできる」 -> ヘッドレスという命名に違和感があったのです。
恐らく、ヘッドレスという命名はブレインのニュアンス?
筆者的にはヘッドレスという命名に至った理由として、見た目と機能・ロジック部分を分離するという性質から「コンピューターにおける機能やロジックと言えばCPU」をイメージしたからではないかと勝手に推察しています。
「CPUは脳みそ(ブレイン)、メモリは作業机」とよく説明されるように、CPUが機能・ロジック面を担うのが一般的な場合ヘッドレスという表現はまことにしっくりきます。
筆者が初めてヘッドレス~~に触れたのはヘッドレスCMSでした。これは、エンジニア寄りの領域なので上記仮説をあてはめると理解できます。
しかしながら、UIなどは正直デザイナー領域であるため非エンジニアの方も少なくないと思います。
さいごに
「サイゼリヤかサイゼリアで迷った時には『なかやまきんにくん』を思い出せ」という教え?があるように、「ヘッドレス~~のヘッドレスって?なった時には『リカちゃん人形』を思い出せ」を提唱したいと思います。
「良い感じに設計・調整されたコアコンポーネント(リカちゃん)を自由にカスタマイズできる」のがヘッドレスなのです。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
参照