GoFのデザインパターン「state」をrubyで実装してみた

Stateパターンとは、処理と状態を分離して書くことで、コードを簡潔にする手法のようなものです。

State役に状態に依存した振る舞いするメソッドを集め、Context役で現在の状態を持ちます。

以下がその簡単なサンプルコードです。

# State役
class State
end

# ConcreteState役
class DayState < State
  def do_use
    puts '昼間に金庫が使われました。'
  end

  def do_alarm
    puts '昼間に金庫のアラームがなりました。確認してください。'
  end
end

# ConcreteState役
class NightState < State
  def do_use
    puts '夜間に金庫が使われました。確認してください。'
  end

  def do_alarm
    puts '夜間に金庫のアラームがなりました。至急確認してください。'
  end
end

# Context役
class SafeFrame   # 金庫
  attr_reader :hour

  def initialize(hour)
    @hour = hour

    if hour < 9
      @state = NightState.new
    else
      @state = DayState.new
    end
  end

  def do_use
    @state.do_use
  end

  def do_alarm
    @state.do_alarm
  end
end


s = SafeFrame.new(10)
s.do_use
s.do_alarm

n = SafeFrame.new(8)
n.do_use
n.do_alarm

# 結果
# $ruby main.rb
# 昼間に金庫が使われました。
# 昼間に金庫のアラームがなりました。確認してください。
# 夜間に金庫が使われました。確認してください。
# 夜間に金庫のアラームがなりました。至急確認してください。