経緯
業務でBurpSuiteというプロキシツールを使用しています。
不測の事態に備えて、バージョンごとにjarファイルをローカルに保存しておいて、必要なバージョンを起動して使用しています。
ただ、いちいちフォルダから探すのがだるすぎたので、1コマンドで起動したい! ということで下記記事を参照し burp.sh
というシェルスクリプトを作って起動しておりました。
【初心者向け】シェルスクリプトの作り方
ところが、MacOS Catalinaからデフォルトシェルがzshになっています。
業務用のMacbook Proを交換することになったので移行を進めていたのですが、新しいMBPちゃんはデフォルトシェルがzshでした。
検索したら、zshからbashに戻す方法もたくさん出てきたのですが、いい機会だしzshに移行してみました。
というメモです。
手順(3分くらいで終わるよ!)
- 自分の環境でどのシェルが使えるか確認
-
burp.sh
の中身をburp.zsh
を作成してコピー -
.zprofile
を作成してPATHを通す - ファイルに書かれたコマンドを現在のシェルで実行
- 1コマンドで特定のバージョンのBurpを起動できるようになりました
1. 自分の環境でどのシェルが使えるか確認
まず、現在自分が使っているシェルがなにか調べます。
echo $SHELL
自分の環境で使えるシェルを調べます。
cat /etc/shells
2. 「burp.sh」の中身を「burp.zsh」を作成してコピー
shellscript
という名前のディレクトリに burp.sh
を作ってあったので、コピーして burp.zsh
を作ります。
cd shellscript
cp burp.sh burp.zsh
念のため中身を確認しておきます。
vi burp.zsh
ちゃんとコピーされて同じ内容が書かれていることが確認できました。
java -Xms4G -Xmx4G -jar ./<Name>/tools/burp/burpsuite_pro_v2020.5.1.jar
3. 「.zprofile」を作成してPATHを通す
.zprofile
を作ります。
vi ~/.zprofile
.bash_profile
と同じように下記内容を .zprofile
に書きます。
PATH=$PATH:~/shellscript
export PATH
4. ファイルに書かれたコマンドを現在のシェルで実行
下記でファイルに書かれたコマンドを現在のシェルで実行できるようになります。
source ~/.zprofile
5. 1コマンドで特定のバージョンのBurpを起動できるようになりました
これで、どこのディレクトリにいてもburp.zsh
に書いてあるバージョンのBurpSuiteを起動できるようになりました!
burp.zsh