1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【AWS】IAMを触る際に最初にやること

Posted at

【AWS入門】IAM設定とセキュリティ・料金管理の基本

はじめに

AWSを使い始めた直後に最初に行うべきことは、
アカウントの安全性を確保し、料金を正しく管理できるようにすることです。

本記事では自分が最初に設定した内容を整理するための記事なので、参考程度にご覧いただければと思います。


セキュリティ設定

1. ルートユーザーは使用しない

AWSアカウントを作成すると、最初に「ルートユーザー」が作成されます。
ルートユーザーは全ての操作を行える強力な権限を持つため、誤操作や不正アクセスが発生した際のリスクが非常に高くなります。
そのため、通常の運用ではルートユーザーを使用せず、IAMユーザーを作成して利用することが推奨されます。

手順の例

  1. 管理者用のIAMユーザーを作成する
  2. 「AdministratorAccess」ポリシーを付与する(←これも結構いろんな権限があるので要注意)
  3. MFA(二要素認証)を有効化する
  4. 通常のログインはこのIAMユーザーで行う

これにより、少なくてもルートユーザー利用より安全にAWSを利用できます。


2. CloudTrailで操作履歴を記録する

AWS CloudTrailは、AWS上で行われた操作を自動的に記録するサービスです。
多くの場合、初期状態で有効になっていますが、証跡(ログ)をS3バケットに保存する設定を追加しておくことが推奨されます。

設定のポイント

  • CloudTrailを有効化(デフォルトで有効)
  • S3バケットを新規作成し、証跡を保存
  • 保存期間を長めに設定(例:1年以上)

これにより、「誰が」「いつ」「何をしたか」を後から確認でき、トラブル発生時の原因調査にも役立ちます。


3. GuardDutyで脅威検知を自動化する

Amazon GuardDutyは、AWSが提供するマネージド型の脅威検知サービスです。
AIを用いて不審な動作や潜在的な脅威を検出し、管理者に通知します。

特徴

  • AWSが監視を自動で行う(設定は有効化のみ)
  • 不正アクセスや異常なAPIコールを検知
  • 特別な知識がなくても導入できる

CloudTrailと組み合わせて利用することで、監査体制とセキュリティの両面を強化できます。


料金管理設定

1. 料金アラートの設定

AWSには、設定した料金の上限を超えた際に通知を受け取る「料金アラート機能」があります。
思わぬ課金を防ぐために、利用開始時に必ず設定しておくことが望ましいです。

設定方法

  1. Billing Dashboard にアクセス
  2. 「予算(Budgets)」を選択
  3. 「予算を作成」→「コスト予算」を選ぶ
  4. 上限金額と通知先メールアドレスを設定する

この設定により、設定金額を超えた段階で自動的にメール通知が届きます。


2. 料金の確認方法を把握する

AWSの料金体系はサービスごとに異なるため、正確な料金を自分で確認できるようにしておくことが重要です。

確認のポイント

  • 各サービスの料金ページで最新情報を確認する
  • AWS Pricing Calculator を利用して見積りを行う
  • 「無料利用枠(Free Tier)」を活用して学習環境を整える

料金はリージョン(利用地域)によっても異なるため、都度確認することが重要です。


まとめ

区分 設定項目 目的
セキュリティ IAMユーザー作成 ルート権限による誤操作の防止
セキュリティ CloudTrail 操作履歴の証跡管理
セキュリティ GuardDuty 不審行動の自動検知
料金管理 料金アラート 想定外の課金防止
料金管理 料金確認 正確なコスト把握

おわりに

AWSは「使った分だけ課金される」従量課金制のサービスですので革命的なサービスですが、設定や編集方法は慣れないうちは複雑でいろんな機能になやまされるのでちょっとずつでもいいので触っていこうと思いました。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?