はじめに
パソコン作業中に「あ、これメモしておきたい」と思った瞬間、メモアプリを起動するのが面倒に感じたことはありませんか?
私はそのわずかな手間が原因で、結局メモを取らずに後で困ることが何度もありました。
そんなストレスを解消するために、**「さっと出して、書いて、しまう」という、究極にシンプルな使い心地を目指したメモ帳アプリ「Sekkati(せっかち)」**を開発しました。なお、開発にあたってはAI(Claude)の力を借りています。
Sekkati(せっかち)とは
「せっかちさんのためのメモ帳」をコンセプトに、余計な操作を一切排除したオープンソースのメモ帳アプリです。
主な特徴
- ホットキーで即起動: OSのショートカット設定により、一瞬でウィンドウを呼び出します。
- オートセーブ&オートクローズ: ウィンドウからフォーカスが外れると、内容がある場合は自動で保存して閉じます。
-
ファイル名・保存先は完全自動: タイムスタンプ(
yyyyMMddHHmmss.txt)で自動保存されるため、保存のたびにファイル名を考える必要はありません。 - 時系列参照機能: 「今日」「昨日」「今週」など、過去のメモを新しい順にさっと読み返せます。
- バックグラウンド常駐: 常駐プログラムとして待機し、二重起動を防ぎます。
技術スタック
クロスプラットフォームに対応するため、以下の技術を採用しています。
- 言語: C# (100%)
- フレームワーク: .NET 10 / Avalonia UI
- 対応OS: Ubuntu(必須環境)、Windows(対応)
セットアップ
1. ホットキー登録
アプリの真価を発揮するため、OS側のショートカット設定を推奨しています。
Ubuntu (GNOME) の場合
「設定」→「キーボード」→「カスタムショートカット」で以下を登録します:
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 名前 | せっかち |
| コマンド | /path/to/Sekkati |
| ショートカット | 任意(例: Super+Alt+X) |
2. 保存先
作成されたメモは以下のディレクトリに保存されます。
~/Documents/Sekkati/
使い方
- 設定したホットキーでウィンドウを呼び出す。
- メモを書く。
- ウィンドウの外をクリックする。
- 内容があれば自動保存して終了します。
- 何も書いていなければ保存されません。
過去のメモを読みたい時は、メニューの「参照」から対象の期間を選ぶだけで、直近のメモをリストアップできます。
リポジトリ
ソースコードはGitHubで公開しています。
amekusa03/Sekkati
おわりに
「思考の邪魔をしない」ことに特化した結果、本当の紙のメモ帳のような感覚で使えるアプリになりました。
同じように「既存のメモアプリは多機能すぎて重い、あるいは起動が面倒」と感じている方の参考になれば幸いです。