WebPayから乗り換える前にOmise、PAY.JP、StripeのAPIを比べてみよう

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はじめに

11月2日にWebPayから乗り換える国内の開発者向けクレジットカード決済の選び方を書いた続きで各社のAPI比較表を書いてみることにしました。

記事の対象者

  • WebPayを使ったサービスの開発者
  • 開発者向けクレジットカード決済サービスをこれから導入予定の方

API比較表

WebPay、Omise、PAY.JP、Stripeの各社APIリファレンスを元に調査した内容で比較表を書いてみました。

API名称 WebPay Omise PAY.JP Stripe
アカウント Account Account Account Account
Alipayアカウント - - - Alipay Accounts
アプリケーション費の返金 - - - Application Fee Refunds
アプリケーション費 - - - Application Fees
残高 - Balance - Balance
銀行預金口座 - Bank Account - Bank Accounts
クレジットカード - Card - Cards
課金 Charge Charge Charge Charges
カントリースペック - - - Country Specs
クーポン - - - Coupons
顧客 Customer Customer Customer Customers
割引 - - - Discounts
チャージバック - Dispute - Disputes
ファイルアップロード - Document - File Uploads
イベント Event Event Event Events
外部アカウント - - - External Accounts
インボイス - - - Invoices
インボイスアイテム - - - Invoice Items
注文 - - - Orders
注文品目 - - - Order Items
プラン - - Plan Plans
プロダクト - - - Products
支払先 - Recipient - Recipients
定期課金 Recursion - Subscription Subscriptions
返金 - Refund - Refunds
返品 - - - Returns
レビュー - - - Reviews(RADAR)
検索 - Search - -
店子 Shop - - Stripe Connectで可能
SKU(在庫商品識別番号) - - - SKUs
ソース - - - Sources
トークン Token Token Token Tokens
トランザクション - Transaction - -
送金 - Transfer Transfer Transfers
送金取消 - - - Transfer Reversals

リファレンス

WebPayからの乗り換えに対する個人的な雑感

個人的な意見を元に各社ごとに移行に対する意見を書いてみます。

WebPayからOmiseの場合

定期課金、店子APIを利用されているWebPayユーザーは移行の対象から外れてしまう。
仮に移行する場合、定期課金機能を実装と店子機能実装を自前でやるためがんばらないといけないコストが高い。

しかし、WebPayにはないBalance、Bank Account、Card、Dispute、Document、Recipient、Refund、Search、Transaction、Transfer APIが今後のサービス展開へ期待する機能にマッチする場合には検討する価値がある。

Omiseはタイで最強のペイメントゲートウェイであるため、今後にタイでのビジネスを視野に入れている企業にはオススメである。なぜならStripeがタイにサービスを提供していないからだ。

ダッシュボードの各ページでcurlの実行文が表示されるのが良いところだ。

WebPayからPAY.JPの場合

店子APIを利用されているWebPayユーザーは移行の対象から外れてしまう。

しかし、店子以外はWebPayと同じAPI + Plan、Transfer APIを提供しているため、移行に対するプレッシャーが低く、一番プレッシャーが少ない状態で移行に望めるサービスだと感じる。

多くを求めず国内だけでシンプルにいくのであればPAY.JPはオススメだ。

ただし、執筆時点では提供API数が一番少ないため、この機会に多くの機能を求める場合にはPAY.JPの今後の展開がどうなるか確認の上、判断が必要だ。

ダッシュボードがシンプルで使いやすいのもPAY.JPの魅力だと感じる。

WebPayからStripeの場合

店子APIを利用されているWebPayユーザーはStripe Connectを利用することでマーケットプレイスとプラットフォームでの支払いに必要な機能を補完することができます。

圧倒的な速度で提供サービスを増加し他社の追随を許さない最強のStripe。
決済手数料が3.6%なので、トランザクションボリュームが大きいチームで手数料を気にする場合には。。。相談だ。

提供API数が多いところに目がクラクラしそうだが、WebPayと同じAPIを当然提供しているので心配はない。今後の展開でStripeの多くの機能が必要であればオススメだ。また、Stripeがサポートしている各国のどこかにサービス展開していく予定がある場合も同様だ。

ダッシュボードなどすべてにおいて最高に優れたUI/UXを提供しているのは圧巻であり、みんなが使いたくなる理由がわかる。

あとがき

これからみなさん幾つかの事業社と移行の相談をされるかと思います。
カードや顧客データの移行はPCI DSSライセンス取得者間で問題なく行うことができます。

忘れてはいけないことがあって、それは課金ID、顧客IDなどアプリケーション側でDBに保管しているデータなどについてどうするかなのかもしれません。各社でIDの桁数やプレフィックスが異なるので、移行先の事業社と相談される場合はエンジニアを含めて懸念事項を相談すると良いかもしれません。

🙇 みなさん何かあればコメントで教えていただけると幸いです。