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yum update と yum upgradeの違い(ついでにDebianも)

Last updated at Posted at 2017-04-17

yum update

  • インストール済みのパッケージをアップデートする

yum upgrade

  • yum update --obsoletesと同じ
    • --obsoletesは、パッケージの更新時にのみ有効なオプションで、不要になったパッケージの削除を自動で行う
      • 不要になったパッケージとは、例えばインストール済みのfooパッケージが今までbarパッケージを必要としていたが、fooのアップデートによってbarが不要になった場合

結局どっちもいっしょ

  • CentOSでは、/etc/yum.confにobsoletes=1と書いてあるため、デフォルトで--obsoletesが有効の状態
  • よって、yum updateyum upgradeも変わらない

(おまけ)Debianでは

apt-get update

  • パッケージのリストを更新する
  • インストールされているパッケージの更新は行わない

apt-get upgrade

  • インストールされているパッケージを更新する. さきにupdateを実行しておく
  • ただし、更新によって新規にパッケージのインストールや削除が発生するような場合は、それを行わない
  • つまり、安全なアップデート

apt-get dist-upgrade

  • インストールされているパッケージを更新する.
  • 更新によって新規にパッケージのインストールや削除が発生するような場合、それらも実行する

つまり

Redhat系(yum)とDebian(apt-get)では、updateとupgradeの意味合いが大きく異なる。

yumでは、yum updateとするだけでOSのマイナーバージョンは上がるし、カーネルのアップデートも行われる。

疑問

プロダクション環境でDebianを運用したことがないので分からないのだが、パッケージ更新のベストプラクティスはどんな感じなんだろう。

Redhat系の場合、(私は)yum-cronをインストールして基本的には毎日パッケージの更新しつつ、kernelやミドルウェアはyum.confで更新対象から除外しています。

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