昨日、エンジニア採用に必死なスタートアップのCEOと食事をする機会がありました。私がちょうどスタートアップにいたことがあったため色々話してきたので、せっかくだからxスタートアップでエンジニアをやった経験をQiitaにも共有しようかなと思い筆を取っています。
過去の会社を悪く言う意図はあまりありません。過去の会社の情報を暴露する気はありません。
額面月収20万、ボーナスなし、株なし、将来の報酬なし
我ながらひどい条件で働いていたと思います。ここまで待遇が劣悪なスタートアップで働いていたエンジニアはそんなにいないんじゃないかな? 夢も希望もあったもんじゃないね。
率直に言えば足元を見られていました。当時の私は、25歳職歴なし、非情報系、エンジニア経験インターン3か月、プログラミング歴半年、でもエンジニアになりたい、と言う、すねに軽い傷のある人間でした。
こんなプロフィールでエンジニアとして雇ってもらうのはなかなか大変です。なんとか見つけたインターン先でも大した成果を出せずに、当時の私は焦りまくっていました。
そんな時に手を差し伸べてくれたのが当時の企業でした。待遇は劣悪とは言え、エンジニアとしての職歴を得られると言うのは私に取っては大きなことで、喜んで参画することにしました。
一人目のエンジニアとして
会社として一人目のエンジニアとしての経験は面白く辛いものでした。なんでも自分で好きにできる代わりに、やる必要のあることは重くのしかかってくる。そんな環境が嫌で結局は大きめの企業に移る事になります。
ただ、今から考えれば、向こうも私みたい未経験者を責任者にするほど人材に困窮していた、と言う背景があります。昨日の会食でやっと気づいた事ですが、前職で働くという決断は私に取って妥協であったと同時に、会社側にとっても妥協の産物だったのだろう、と。
昨日お会いした会社さんは、非常に魅力的で、ここに入っても良いと思うエンジニアならいそうなものだけど……みたいに考えながら話を聞いていたのですが、それでも求めている人材はなかなか見つからないそうです。世の中には、エンジニア採用で困っているスタートアップがごまんとあるんだなぁ、などと月並みな感想を持って帰ることとなりました。
学生や素人でも良いからエンジニアが欲しいスタートアップが世の中にはいっぱいあるらしい
スタートアップにJoinするメンタルを持ったエンジニアは稀有な存在であるようです。一応、ストレスに耐えられてある程度見る目があれば、スタートアップはおいしいと言うのが私の考えです。しかし、世の中スタートアップにフルコミットする人は多くないようです。
人手不足本当に深刻なんだなと。
私は当分は、転職する気はありませんが……。
まとめ
あなたが優秀なエンジニアで、魅力的なスタートアップに転職するなら思いっきりふっかけましょう。
あなたが素人でエンジニアになりたいなら、スタートアップ界隈に顔を出してみましょう。