Rspec | should と is_expected では subject と let が逆の順番で走る

問題

なぜか should ではテストが成功し。
is_expected では落ちる spec を見つけた。

is_expected は should のエイリアスではないのだろうか？

結論

is_expected を書いたテストでは、 Rspec 3 の処理順が適用されるようになる。

そして。

Rspec 2 では let => subject の順に。
Rspec 3 では subject => let の順に。

逆の順番で処理が走る。これが理由だった。

問題になることは少ないと思うが。
この順序に依存したテストを書いているときは注意だ。

（依存しないようにテストを変えたほうが良い）

検証コード

let と subject が走った時に、それぞれコンソールに標準出力してみる。

test_spec.rb

require 'spec_helper'

describe  do
  subject { p 'SUBJECT'; 'example'; }
  let(:example) { p 'LET'; 'example'; }

  context 'when Rspec 2' do
    it { should eq example }
  end

  context 'when Rspec 3' do
    it { is_expected.to eq example }
  end
end

$ rspec -fd test_spec.rb

結果

  when Rspec 2
"LET"
"SUBJECT"
    should eq "example"

  when Rspec 3
"SUBJECT"
"LET"
    should eq "example"

補足

Rspec 2 でも subject! を使えば、subject を先に走らせることも出来る。

test_spec.rb

  subject! { p 'SUBJECT'; 'example'; }
  let(:example) { p 'LET'; 'example'; }

Rspec 3 でも let! を使えば、 let を先に走らせることも出来る。

test_spec.rb

  subject { p 'SUBJECT'; 'example'; }
  let!(:example) { p 'LET'; 'example'; }

しかし、この順番に依存しないテストを書こう。

環境

• rspec-rails 3.4.0

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