GCPでSSHのportを変更したときのハマりポイント

環境はUbuntu 24.04 LTS Minimalです

要約

/usr/lib/systemd/system/ssh.service の以下を変更しないと /etc/ssh/sshd_config の設定が正しくよみこまれない

#EnvironmentFile=-/etc/default/ssh
ExecStart=/usr/sbin/sshd -D

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl restart ssh
sudo systemctl status ssh

でログを確認してください

その他

/etc/ssh/sshd_config の設定例

Port ${YOUR_PORT}
AddressFamily any
ListenAddress 0.0.0.0
ListenAddress ::
AuthorizedKeysFile      .ssh/authorized_keys .ssh/authorized_keys2

ファイヤーウォールの設定

ソースフィルターは0.0.0.0/0を指定
優先度は65534などにしておく(65535にすると適切に動かない)
TCPの${YOUR_PORT}を指定する

VM内のファイヤーウォールはどうやらないようです(iptables, nft, ufw, firewalldが動いていないことを確認しました)

チェック

以下で試せます

ssh your_name@vm_ip -p your_port -i ~/.ssh/id_your_key

うまくいったら ~/.ssh/config に以下のように設定しましょう

Host gcp
    Hostname vm_ip 
    User your_name
    Port your_port
    IdentityFile .ssh/id_your_key

おまけ

VM作成の際に
セキュリティ > 手動で生成した SSH 認証鍵の追加
で公開鍵の追加ができますがGoogleカウントのユーザー名と自分のPCのアカウント名が異なっている場合、ただしく認証できません
なので鍵を追加する際にユーザー名を合わせるように修正しましょう

GCP Consoleからのアクセス

VMインスタンスのページに飛んで
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