global $post が必要なパターンと不要なパターンについて

global $post が必要なパターン

1. メインループの外で投稿データにアクセスする場合

// ループの外で現在の投稿データを取得したい場合
global $post;
$current_post_id = $post->ID;

1. 関数の中で現在の投稿データにアクセスする場合

function my_custom_function() {
    global $post;
    return $post->ID;
}

1. 複数のループを扱う際に元の投稿データを保持したい場合

global $post;
$original_post = $post; // 元の投稿を保存

// 新しいクエリ
$custom_query = new WP_Query($args);
while ($custom_query->have_posts()) : $custom_query->the_post();
    // 処理
endwhile;

$post = $original_post; // 元の投稿を復元
wp_reset_postdata();

global $post が不要なパターン

1. WordPressのメインループ内

while (have_posts()) : the_post();
    // the_title() や the_content() などのテンプレートタグが
    // 自動的に現在の $post を参照する
    the_title();
endwhile;

1. WP_Queryを使用する場合

$custom_query = new WP_Query($args);
while ($custom_query->have_posts()) : $custom_query->the_post();
    // WP_Queryが自動的に$postを設定する
    the_title();
endwhile;
wp_reset_postdata(); // 重要：元の投稿データを復元

1. get_posts()を使用する場合

$posts = get_posts($args);
foreach ($posts as $post) {
    setup_postdata($post);
    // ここでテンプレートタグが使える
    the_title();
}
wp_reset_postdata();

• なぜループ内で不要か？
  WordPressのループ関数（the_post()）が自動的に現在の投稿を$postグローバル変数にセットするため

• なぜ関数内で必要か？
  PHP関数のスコープルールにより、関数内からグローバル変数にアクセスするにはglobal宣言が必要なため

• なぜWP_Query使用時に不要か？
  WP_Queryクラスのthe_post()メソッドが自動的に$postをセットするため

• 重要な注意点
  カスタムクエリを使用した後は必ずwp_reset_postdata()を呼び出して、元のメインクエリの状態を復元する。複数のループを扱う場合は、元の$postを変数に保存しておくことが安全