こんにちは、Verdent開発チームです。
最近、AIコーディングツールを使う中で、こんなことを感じる場面はありませんか?
- 複数の作業を同時に進めているうちに、集中が途切れてしまう
- タスクを切り替えるたびに、思考がリセットされる感覚がある
私たち自身も日々の開発の中で、同じような課題に直面することが多くあります。
特に、並行作業が増えるほど注意力は分散し、コンテキストスイッチによって思考の連続性が失われ、結果として開発効率が下がってしまうと感じています。
また、AIツールを使う場合でも、
- 処理の待ち時間中に作業が止まってしまう
- ツール操作やタスクの切り替えによって集中が途切れる
といった課題は、完全には解消されていません。
Verdentの考え方
そこで私たちは、
「並行作業の複雑さをツール側に引き受けさせることで、
開発者が創造そのものに集中できる状態を作る」
という考え方をもとに、一つのアプローチとしていくつかの設計を取り入れています。
ここでは、その中でも特徴的なポイントを紹介します。
1.シンプルで高速な実行体験
まず前提として、開発者の集中を妨げないシンプルな体験が重要だと考えています。
Verdentのインターフェースは、AIとの協働に特化して設計されており、
- 不要な機能を排除
- 注意を奪う要素を最小化
- 入力から実行までをシンプルに
することで、思考を途切れさせない体験を目指しています。
また、SWE-bench Verifiedにおいては、76.1%のスコアで1位を記録しており、一定の品質水準にあると考えています。
2.思考を支援する仕組み(Plan Mode)
もう一つの特徴が「Plan Mode」です。
開発においては、「そもそも何をどう進めるか」が曖昧な状態から始まることも少なくありません。
Verdentでは、やりたいことを自然言語で入力するだけで、
- タスクの分解
- 実行ステップの整理
- 段階的な実行
までをサポートします。
特に、
- まだ設計が固まっていない段階
- アイデアが断片的な状態
でも、そのままスタートできます。
3.並行作業のための設計
さらに、実際の開発では、複数の作業を並行して進める必要があります。
こうした並行作業の増加により、コンテキストスイッチが発生しやすくなり、思考の連続性が失われることがあります。
Verdentでは、この 「並行作業の複雑さ」をツール側で扱う ことを前提とした設計を採用しています。
3.1 Tasks
「Tasks」は、コードを変更しない作業を並行して進めるための仕組みです。
開発中には、
- 設計の検討
- 要件の整理
- 技術調査
- コードの読解
- 解決策の比較
といった「考えるための作業」が多く発生します。
Verdentでは、これらをタスクとして分離し、個別に管理・実行することができます。
あるタスクの結果を待っている間に、別のタスクにすぐ移ることができるため、作業が止まる時間を減らし、思考を継続したまま開発を進めることができます。
「待つ時間」を減らすというよりも、待ち時間を有効に使える点が特徴です。
3.2 Workspaces
一方で、並行作業が実際のコード変更を伴う場合には、「Workspaces」が重要な役割を果たします。
通常、複数の実装を同時に試すと、
- 変更が混ざる
- コンフリクトが発生する
- 状態の把握が難しくなる
といった問題が起きがちです。
Verdentでは、各ワークスペースが独立したコード環境として管理されるため、
- 複数のタスクが同時にコードを書くことができる
- 変更が互いに干渉しない
- 問題が発生した場合も切り分けがしやすい
といった開発が可能になります。
これにより、
- 複数の実装パターンを並行して試す
- 結果を比較して採用する
- 不要な案は破棄する
といった進め方がスムーズになります。
並行してコーディングを行っても、コードベースが混乱しにくい点が特徴です。
4.コーディングにとどまらない対応範囲
また、Verdentはコーディングに限らず、
- ドキュメント作成
- データ分析
- プロトタイピング
といった領域にも対応しています。
まとめ
今回紹介した内容は、私たちが開発の中で感じてきた課題と、それに対する一つの取り組みです。
現在、日本の開発者の方々にも使っていただきながら、フィードバックをもとに改善を進めている段階です。
まだ試行錯誤の部分も多いですが、今後も皆さんの声を参考にしながら、より使いやすい形を模索していければと思っています。
もしご興味があれば、実際に触ってみていただき、感じたことなど気軽に共有していただけると嬉しいです。
