ddとGPartedを使ってOSの乗ったドライブを新しいドライブへ移動する

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    目的

    120GBのM.2 SSDを試しに買ってWindows10を入れて使っていましたが、容量が残り僅かになってきたため新しいM.2 SSDへドライブをまるごと移動します。

    注意: この記事はパソコンオタクっぽくドライブをカジュアルにコピーする方法について記載したものです。失敗するとOSごとデータが消滅するので、WindowsやMacのユーザーは標準のバックアップ機能を使ったほうが安全なうえ早いです。また、本校を参考に作業してパソコンがただの箱になったとしても、筆者は責任を負いかねますので予めご了承ください。

    dd

    $ man dd
    

    【 dd 】 ファイルの変換とコピーを行う:ITpro

    GParted

    パーティションをいじくり回すのにいい感じのマネジメントツール。またはそれをLive Linux化したGParted Liveのこと。詳しくはググってください。

    Gparted プロジェクト日本語トップページ - OSDN

    Live CD/USB

    Live CD
    PC起動時にCDドライブに入れておいて、普段のOSの代わりにCDに焼いたOSを起動する仕組み
    Live USB
    Live CDのUSB版。最近は少ないが昔のマザボだとUSBブートに対応してなくて使えないことがある

    GParted Liveを焼く

    GPartedのようなPC管理系のソフトはCDに焼くよりLive USBにして挿せば動くようにしておくと便利だと思うので、どのご家庭にもある「ワゴンセールで500円で買ったものの特に使いみちのなかった数GBのUSBメモリスティック」や「昔の携帯に入れていた今では容量少なすぎて使いどころのない1GBのmicroSDカード」などの媒体に焼いて使うことにします。

    焼き方については以下を参照。

    わたしはRufusを使いました。

    GParted Liveの起動

    GParted LiveのUSBを挿してPCを起動します。BIOSで起動ドライブの優先順位を上げるか、次回起動時の起動ドライブにGParted Liveを焼いたUSBを指定すれば普段のOSの代わりにGPartedが起動します。

    BIOSへはPC起動時に特定のキーを押すことで入ることができます。どのキーで入れるかはまちまちなので、PCかマザーボードの説明書を確認してください。

    注意点として、BIOSで高速起動やセキュアブート、Windows10モードなどのOS向け起動オプションが有効になっていると、起動ドライブの変更ができないので予め切っておきます。もし起動ドライブにUSBが出てこなくても、この辺りの設定を切れば出現するはず。(USBブートに対応していれば)

    起動後、キーボードの設定と言語の設定を尋ねられますが、大体の方は

    • 「Select keymap from full list」
      • pc/qwerty/Japanese/Standard/Standard
    • 「Loading language settings」
      • 15: Japan

    を選択しておけばよいです。期待通りのキー配置にならなくてもまあなんとかなります。

    cf.

    OS入りドライブを別のドライブへ移動

    今回はWindowsが入った120GB M.2 SSDのドライブを、購入してきた250G M.2 SSDへ移動します。その後、余った未割り当て領域を埋めるためOSのパーティションサイズを伸張します。

    ドライブのイメージを別のHDDへ保存する

    M.2スロットが作業するマザーボードにひとつしかない都合上、一旦ドライブのイメージを作成して、外部のHDDに退避します。

    イメージ保存先の空き容量を確保する

    イメージ保存先のパーティションの空き容量を確認します。なければ空きのあるパーティションを選択してリサイズするか、不要なパーティションを削除して、リサイズできるように領域を作ります。作業後、Applyで実際にドライブのパーティションが書き換わります。

    不要なパーティションの削除

    NTFSパーティションを切る

    今回は中身消しちゃってもいいHDDなので、適当にパーティションを削除して新たにNTFSのパーティションを切りました。

    ドライブのイメージを作成する

    イメージを保存するパーティションの空き領域を確保したら、次はドライブのイメージを作成します。
    デスクトップのTerminalをダブルクリックしてターミナルを起動します。

    まずはイメージを保存するために、保存先のパーティションをマウントします。
    GPartedの画面を見て保存先のパーティションを確認し、以下のコマンドを実行します。

    $ sudo mkdir /mnt/backup_image # マウントするためのディレクトリを作成
    $ sudo mount /dev/sdc6 /mnt/backup_image # ↑で作成したディレクトリを指定
    

    続いて、GPartedの画面を見てイメージ化したいドライブを確認し、ddコマンドを実行してドライブのイメージを作成します。

    $ sudo dd if=/dev/sda of=/mnt/backup_image/backup.img bs=16M
    

    ブロックサイズ(bs)に指定するベストな値を調べるのに次の記事が非常に参考になりました。

    イメージの作成には時間がかかります。
    デスクトップを右クリックし、メニューからFile Managerを開いて/mnt/backup_image/を開くといい感じに進捗が確認できます。

    ファイルサイズの確認

    SSDを差し替える

    イメージの作成が完了したら、デスクトップのExitからPCをシャットダウンしてSSDを差し替えます。

    イメージからドライブの復元

    SSDを挿し替えたら再度GPartedを起動して、作成したイメージを新しいSSDに書き込みます。

    新しいSSDのデバイス名をGPartedで確認後、ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。

    $ sudo mkdir /mnt/backup_image
    $ sudo mount /dev/sdc6 /mnt/backup_image
    $ sudo dd if=/mnt/backup_image/backup.img of=/dev/sda bs=16M
    

    パーティションを伸張する

    パーティション伸張前

    元のドライブが120GBのため、新しいSSDの容量をすべて使い切れていません。容量いっぱいまでWindowsのパーティションを伸張します。

    パーティションの伸張

    できたらApplyしてシャットダウン。

    起動の確認

    BIOSの起動ドライブ設定を新しいSSDで起動するように設定し、PCを再起動します。問題なく起動したら、GParted Live起動のために外したBIOS設定を元に戻します。

    以上で作業は終了です。お疲れ様でした。

    おわり

    M.2スロットが2つあればdd一発ですが、今回は遠回りになりました。こういうこともあるのでマザボを購入する際はM.2スロットの数も確認するといいんじゃないかな。でも2つあったらRAID0構成にしちゃうか。