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WindowsのWSLで始める競技プログラミング(C++)

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はじめに

Windows10ではFall Creators UpdateからWindows Subsystem for Linux(WSL)が使えるようになりました。
今回はUbuntuをインストールしてC++のコンパイラとテストツールの導入、テストツールの使い方を紹介します。
テストツールはonline-judge-toolsを使っていきます。
参考:競技プログラミングのための補助ツールを作った

開発環境

  • Windows10(Fall Creators Update以降)

セットアップ

WSLのインストールに関しては省きます。
インストール後、sudo apt updatesudo apt upgradeを実行しておきます(少し待つ)。
次にg++をインストールします。右クリックで貼り付けができます。

$ sudo apt install g++

これでg++を使ってC++のコンパイルができるようになりました。
次にonline-judge-toolsをインストールしていきますが、その前にpip3を使えるようにします。

$ sudo apt install python3-pip

これでpip3が使えるようになったのでonline-judge-toolsをインストールします。

$ sudo pip3 install online-judge-tools

これでojコマンドが使えるようになりました。

使い方

テストまでの操作を説明します。ojコマンドの詳しい使い方は参考ページを参照してください。
サンプルケースを取得します。URLに対応する競技プログラミングのサイトの問題ページのURLを入力してください。

$ oj dl URL

次にコンパイルとテストをします。
ワンライナーで書くと操作が楽になります。

$ g++ abc000z.cpp && oj test

同じディレクトリで他の問題のサンプルケースを取得するときは--overwriteを指定します。1

$ oj dl --overwrite URL

終わりに

WSLはWindows環境でもLinuxのターミナルが使えるようになったので、Windows環境を気にせずにコンパイル等ができて便利になります。
WSL上ではWindowsのドライブが/mnt以下にマウントされています。Cドライブなら/mnt/cです。ホームディレクトリにシンボリックリンク等を作成しておくとアクセスがしやすいです。


  1. 問題数が減った場合にはファイルが残ってしまうので、気になる人は問題ごとにディレクトリを分けておくといいです。 

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