概要
ヌーブスをディスプレイモニタがなくてもインストールします。(サイレントインストール)
UARTを有効にし、シリアルコンソールからインストールすることもできるかもしれませんが、USBシリアルが必要になるので、今回は、有線LANで設定します。
ラズパイに有線LANで接続。
※全てのラズパイで動作確認していませんので注意。RaspberryPi3modelB+(Element14)
OS入手、ファイル変更、追加
まずはヌーブスダウンロード。SDカードをフォーマットして、ダウンロードしたファイルをSDカードにコピー。
そのファイルの中にあるrecovery.cmdlineファイルに silentinstallを追記します。
runinstaller quiet ramdisk_size=32768 root=/dev/ram0 init=/init vt.cur_default=1 elevator=deadline silentinstall
Macなら、
$sudo curl -o 2018-06-27-raspbian.zip -L http://downloads.raspberrypi.org/raspbian_latest
あるいは、
$sudo wget http://downloads.raspberrypi.org/raspbian_latest
OSラズベリアン入手。
念のため、ファイルが壊れていないか?改ざんされていないかチェック。
openssl dgst -sha256 2018-06-27-raspbian.zip
SHA256(2018-06-27-raspbian.zip)= 8636ab9fdd8f58a8ec7dde33b83747696d31711d17ef68267dbbcd6cfb968c24
展開します。
$unzip 2018-06-27-raspbian.zip
ラズベリーアン入手先URL。
http://downloads.raspberrypi.org/raspbian/images/
OSディレクトリ直下のラズベリアン以外のデフォルトで入っているディレクトリ削除。
SDカードをパソコンからラズベリーパイに挿入して、電源ON。緑ランプが点灯、点滅しなくなったら、インストール終了と見なします。
SSHの有効化
インストールが終了したら、電源を切りラズパイからSDカードを抜いてパソコンで拡張子なしsshという名前のファイルを新しくできたBootディレクトリの直下に作成。
再びSDカードを挿入してラズパイ電源ON。
SSHでログイン
ラズパイのIPアドレスを見つけます。$arp -aで検索 ,$pingで反応を見るか、AndroidアプリなどでラズパイのIPアドレス見つけるのもいいでしょう。
$ssh pi@ipアドレス
パスワード raspberry
ログイン後はパスワードを変更したほうがいいでしょう。パスワードを忘れるとログインでできなくなりますので、管理は慎重に。
$psswd
固定IPアドレス設定
時間が経過するとIPアドレスが変更される場合がありますので場合によっては固定にしましょう。
テキストエディタでコメントアウトや編集します。
$sudo vi /etc/dhcpcd.conf
interface wlan0
static ip_address=ラズパイIPアドレス/24
static routers=ルータのIPアドレス
static domain_name_servers=8.8.8.8など
ワイファイを使いたい場合は、ここで設定するのもいいでしょう。
次に有効化するため再起動します。
$sudo reboot
再起動後は設定したアドレスでSSHで接続します。以上です。