はじめに
現在、Copilot Studio では、オーケストレーションをオンにすると、指示文を基に、トピック、ナレッジ、ツール、他のエージェントを柔軟に呼び出して動作します。
従来から Copilot Studio を利用している方の中には、こちらのエージェントの満足度を調査したいため、質問に対する回答後や動作終了後に、[会話の終了] システムトピックを呼びたいと思う方もいると思います。
[会話の終了] システムトピックでは、以下のように会話の終了時にフィードバックを求めます。こちらの結果が [分析] に反映されるため、ざっくり満足度を 5 段階で調査したい際に使うと便利です。
ただし、オーケストレーションをオンにすると、既定では [会話の終了] システムトピックが呼ばれないため、呼ばれるようにするアプローチを紹介します。
アプローチ
アプローチは簡単です。一個カスタムのトピックを作成します。
そして、ここがポイントです。既定のトリガーの種類から変更をします。
[計画の完了時] を選択します。
それぞれの種類については以下のリファレンスをご確認ください。個人的には、オーケストレーションによる処理終了後に呼び出す場合は、[計画の完了時] が良いと思います。
そして、[会話の終了] システムトピックを呼び出します。
※[会話の終了] システムトピックに限らず、オーケストレーションによる処理終了後に特定のトピックに戻りたい場合などにも使えます
まとめ
Copilot Studio でオーケストレーションがオンの時に [会話の終了] システムトピックを呼ぶ方法を紹介しました。
例えば、Teams などにエージェントを展開すると、一度オーケストレーションによる処理を終えた後、「次どんなメッセージを入れたらいいんだろう?」と利用者が悩んでしまうケースがあると思います。
そのような際、今回のアプローチを用いて、改めて最初のメッセージを表示すると、利用者にとって分かりやすくなると思います。










