「Android Studio、結構メモリを食うので、貧弱なパソコンでアプリを開発するのは無理。」
そんな時代、もう終わりです。
アプリはコマンドラインからでもビルドすることができます。
Gradleの便利さ
以前も、コマンドラインからビルドすることはできましたが、Gradleを採用していなかったため
いろいろなコマンドを実行し、コンパイル、ビルド、APKの生成・署名を行う必要があって
非常にめんどくさい処理でした。
そして、Googleがリリースした新しいIDE「Android Studio」では、新しいビルドシステムが導入されて効率がアップしました。
その恩恵はコマンドラインでも受けることができます。
ビルドは「gradle assembleXXX」!
いきなりの見出しでびっくりしたかもしれませんが、これだけでビルドできます。
Gradleは、Gradle公式サイトを参考に導入します。
Windowsでも、Macでも、Linuxでもコマンド操作は基本的に同じです。
まずコンソールを起動し、ビルドしたいプロジェクトのフォルダへ行きます。
そこで試しに
gradle
と一度入力して実行してみます。
問題なければ
> Task :help
Welcome to Gradle 4.10.2.
To run a build, run gradle <task> ...
To see a list of available tasks, run gradle tasks
To see a list of command-line options, run gradle --help
To see more detail about a task, run gradle help --task <task>
For troubleshooting, visit https://help.gradle.org
BUILD SUCCESSFUL in 1m 16s
1 actionable task: 1 executed
と出力して終了します。
もし、SDKのディレクトリがおかしいというエラーが出た場合はlocal.properties
の、sdk.dirを確認します。
ビルドタイプ:リリース
リリース用にAPKを生成する場合はgradle assembleRelease
を実行します。
ビルドタイプ:デバッグ
デバッグ用にAPKを生成する場合はgradle assembleDebug
を実行します。
その他タスク
その他、デバイスにAPKをインストールするタスクもあります。
詳細はgradle tasks
かgradle tasks --all
を実行します。