インテルデベロッパーカンファレンスに行ってきた
9/28にミッドタウンで開かれたインテルデベロッパーカンファレンスに行ってきた。
インテルデベロッパー・カンファレンス2017
テーマは4つ。
- HPCツール
- IoT、ロボティックス、ゲーム
- データセンター
- クラウド
小生はクラウドに興味があるのだが、インテルとクラウドがどう結びつくのかよくわからない。黒子に徹して身を取る戦略か。いずれにしても気づいたことをコメントしてみる。
クラウドの講演をいくつか聞いた。
講演はインテルのほか、富士通、さくらインターネット、IIJ、エクイニクス。
なるほど、SIerが来ているところを見るとやはり黒子に徹して身を取る戦略はあながち間違いではないのか。
ん?富士通がクラウドというのは少し違和感があった。K5というクラウドをやっているのはしっていたが、しかも講演テーマが「クラウドネイティブ・アプリケーション開発の普及に向けた富士通の取り組み」とある。
レガシーなイメージの富士通がクラウドネイティブとはいかほどのものか。
ただいろいろ参考になったのでメモ。
クラウドネイティブ・アプリケーション開発の普及に向けた富士通の取り組み
以下、メモ。
- クラウドアプリで順守すべき条件:12 Factor app(Herokuのエンジニアが提唱)
- WEB API中心
- いつ破壊してもよい
- ステートレス
- アプリがバックエンドに影響されない
- CI/CDが容易
- 今どきのクラウドWebアプリ
- Airbnbとか
- Uberとか
- Netfilxとか
- SPAの登場でフロントはバックから分離
- BFF(フロントエンドにやさしい)
- 最近はSPA/BFF/WEBAPIの構成が増えている
- K5 Playground
- 無償
- クラウドネイティブアプリなWebアプリが作れる
- SPAとBFFを作る
- SPA:React,Flux(Facebook?)
- K5 Showcase
- クラウドアプリ集
- 料理のレシピサイトの要領で手順と時間
へーいろいろ勉強になります。
K5 Playground
トップ画面
フロントエンドの編集画面
テンプレートを使って編集ができる。こちらはECサイトのテンプレート。
バックエンドの編集画面
PayPal、Twilio、Postgres、MongoDBなどのAPIが提供されており、ドラッグして処理を追加することが可能。つまりバックエンドのロジックをカスタマイズできる。
なるほど、これがSPAとBFFかと理解。
ちなみに富士通クラウドK5のAPIはなぜか多くない。
K5 Showcase
Webアプリ集
作成手順
感想
- SPA/BFFが流行っていることを理解
- なんとくなくPlaygroundの画面を見てSPAとBFFの関係性を理解
- たしかに今どきのクラウドネイティブアプリを意識しなくても作れそう
- ツールは無償(富士通は一体どこで儲けるの?やっぱSI?)
- たしかにアプリは簡単に作れそう。そしてコードもダウンロードできる。
- ダウンロードしたコードをカスタマイズ
- 実行環境はK5のCF(CloudFoundry)が使える。CFは有償。(ここで儲けようとしているのか?)
- コードのインポート機能はないよう。(最初はいいけどメンテができないのはUX的にどうなの?)
- 昔Jimdo使ってWebサイトを作ったけどこちらはもっと誰でも触れるというものではなさそう。その意味で開発者向け。
- なぜか富士通のサイトからはリンクがないよう。ググらないとアクセスできない。