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UserStory
ユーザストーリー

膨大で小難しい資料よりも、誰でもわかりやすいユーザストーリー~アジャイルでDevOpsなシステム構築実践~

ユーザストーリーとは

アジャイル開発では、お客さんとの認識合わせするためにユーザストーリーを作成します。
小難しい設計書は誰も見たくありません。作った本人も見たくないのに、お客さんとの認識合わせに使える資料には…なりませんよね?
(膨大でわかりにくい資料を徹夜で作って自慢げなベンダーさんいませんか?)
誰でもわかりやすく、お客さんの考えていることが、お客さん自身もわかりやすい形で表現されているのがユーザストーリーです。

ユーザストーリーの原則

お客さんがわかりやすければなんでもよいのですが、これだけだと作りにくいですよね?
ユーザストーリーのINVESTの原則は次の通りです(アジャイルサムライより)。

  • Investment 独立している
  • Negotiable 交渉の余地がある
  • Valuable 価値のある
  • Estimatable 見積もれる
  • Small 小さい
  • Testable テストができる

ユーザストーリーの例

今回開発するサービスは、IPA系資格「応用情報技術者試験」「基本情報技術者試験」「情報セキュリティマネジメント試験」「ITパスポート試験」の資格試験対策サイトです。
まずはおおまかなユーザストーリーを書きだします。

おおまかなユーザストーリー(2017年12月現在)
1. 問題・解説を表示する
2. 利用者ごとに解答を保存する
3. 利用者はFacebookやTwitterのアカウントでログインできる
4. 問題・解答サービス利用はタダ
5. 教材をnoteやAmazonで売る
6. 解答を解析して得意・不得意を明確にする
7. 午後問題からアプローチする

いいかえると、これが機能要件となります。
これだけだと、INVESTの原則に従っていないのでもう少し細分化しましょう。
「小さい」と「独立」しており、「見積り」がしやすくなります。わかりやすいと「交渉」がしやすくなります。

「問題・解説表示」を細分化

原則の「小さな」の基準は4時間から24時間(3日)で、「テストができる」ことです。
技術的な用語を使わずお客さんがわかりやすい(=「価値がある」)表現で書きだします。

画面イメージやフロー図で表現するとわかりやすいかもしれません。
上記をもとに機能の「1. 問題・解説表示」を細分化します。

  • 資格種別(応用情報・基本情報・セキュリティマネジメント・ITパスポート)を選択する
  • 選択した資格種別を実施回(例:平成29年度秋)ごとに表示する
  • 実施回をクリックすると該当実施回の問題一覧問1から問80まで(ITパスポートの場合は問100まで)が開く
  • 問題画面に問題を表示する
  • 問題画面に問題に関連づく解説を表示する
  • 問題画面に次の問題へのリンクを表示する
  • 問題画面に前の問題へのリンクを表示する
  • 問題画面に問題一覧を表示する
  • 問題画面に広告を表示する

資格種別(応用情報・基本情報・セキュリティマネジメント・ITパスポート)を選択する

資格種別一覧画面.png

選択した資格種別を実施回(例:平成29年度秋)ごとに表示する

実施回一覧画面.png

実施回をクリックすると該当実施回の問題一覧問1から問80まで(ITパスポートの場合は問100まで)が開く

問題一覧.png

問題・解説画面

問題画面に問題を表示する
問題画面に問題に関連づく解説を表示する
問題画面に次の問題へのリンクを表示する
問題画面に前の問題へのリンクを表示する
問題画面に該当実施回の問題一覧を表示する
問題画面に広告を表示する

問題.png

あとがき

実際にお客さんがいれば、この図で認識合わせして、足りない情報を追加し、精度の高い資料にできるのですが…
今回は「お客さん=私」なので、これで勘弁してください。

アジャイルでDevOpsなシステム構築実践 目次

はじめに
膨大で小難しい資料よりも、誰でもわかりやすいユーザストーリー
開発する単位を小さく小さくイテレーション