平成31年度春 応用情報技術者試験 午前 問1から問5

問題文はIPAからの引用です。


問1

0以上255以下の整数nに対して、

平成22年度春 応用情報技術者試験 過去問1 合格率アップ!動画解説!

と定義する。next(n)と恒等的に等しい式はどれか。ここで,、x AND y 及び x OR y は、それぞれxとyを2進数表現にして、けたごとの論理積及び論理和をとったものとする。

ア (n+1) AND 255

イ (n+1) AND 256

ウ (n+1) OR 255

エ (n+1) OR 256

next(n)と恒等的に等しい式は「ア:(n+1) AND 255」です!

動画解説

next(n)という式は、nが0から254までの場合1を加算し、nが255の場合0となるので...

next(0) = 1

next(1) = 2

...

next(254) = 255

next(255) = 0

となります。次に選択肢アの式に値を代入します

n = 0の場合

0 + 1 AND 255

1 AND 255

2進数に変換

00000001 AND 11111111

式を整理すると

00000001

10進数に変換すると「1」となります。

n = 1の場合

1 + 1 AND 255

2 AND 255

2進数に変換

00000010 AND 11111111

式を整理すると

00000010

10進数に変換すると「2」となります。

n = 254の場合

254 + 1 AND 255

255 AND 255

2進数に変換

11111111 AND 11111111

式を整理すると

11111111

10進数に変換すると「255」となります。

n = 255の場合

255 + 1 AND 255

1 AND 255

2進数に変換

100000001 AND 11111111

式を整理すると

000000000

10進数に変換すると「0」となります。

従って、アとnext(n)が同じ答えとなります!


問2

桁落ちによる誤差の説明として、適切なものはどれか。

ア 値のほぼ等しい二つの数値の差を求めたとき,有効桁数が減ることによって発生する誤差

イ 指定された有効桁数で演算結果を表すために,切捨て,切上げ,四捨五入などで下位の桁を削除することによって発生する誤差

ウ 絶対値の非常に大きな数値と小さな数値の加算や減算を行ったとき,小さい数値が計算結果に反映されないことによって発生する誤差

エ 無限級数で表される数値の計算処理を有限項で打ち切ったことによって発生する誤差

桁落ちによる誤差の説明として、適切なものは「ア:値のほぼ等しい二つの数値の差を求めたとき,有効桁数が減ることによって発生する誤差」です!

動画解説


問3

AIにおけるディープラーニングに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア あるデータから結果を求める処理を、人間の脳神経回路のように多層の処理を重ねることによって、複雑な判断をできるようにする。

イ 大量のデータからまだ知られていない新たな規則や仮説を発見するために、想定値から大きく外れている例外事項を取り除きながら分析を繰り返す手法である。

ウ 多様なデータや大量のデータに対して、三段論法、統計的手法やパターン認識手法を組み合わせることによって、高度なデータ分析を行う手法である。

エ 知識がルールに従って表現されており、演繹手法を利用した推論によって有意な結論を導く手法である。

AIにおけるディープラーニングに関する記述として、最も適切なものは「ア あるデータから結果を求める処理を、人間の脳神経回路のように多層の処理を重ねることによって、複雑な判断をできるようにする。」です!

「人間の脳神経回路のように多層の処理を重ねる」ってところがポイントです!


問4

家庭用ゲーム機に採用され、自動車の先端運転支援システムにも使われる距離画像センサの一つである、TOF(Time of Flight)方式のセンサの説明として、適切なものはどれか。

ア 光源から射出されたレーザなどの光が、対象物に反射してセンサに届くまでの時間を利用して距離を測定する。

イ ステレオカメラによって、三角測量の原理を利用して距離を測定する。

ウ 単眼カメラによって、道路の幅や車線は無限遠の地平線で一点に収束するという遠近法の原理を利用して距離を測定する。

エ 複数の衛星からの電波を受け取り、電波に含まれる情報から発信と受信の時刻差を求め、電波の伝播速度をかけることによって、各衛星との距離を割り出し,、それを基に緯度及び経度を特定する。

TOF(Time of Flight)方式のセンサの説明として、適切なものは「ア 光源から射出されたレーザなどの光が、対象物に反射してセンサに届くまでの時間を利用して距離を測定する。」です!


問5

要求に応じて可変量のメモリを割り当てるメモリ管理方式がある。要求量以上の大きさをもつ空き領域のうちで最小のものを割り当てる最適適合(best-fit)アルゴリズムを用いる場合、空き領域を管理するためのデータ構造として、メモリ割当て時の平均処理時間が最も短いものはどれか。

ア 空き領域のアドレスをキーとする2分探索木

イ 空き領域の大きさが小さい順の片方向連結リスト

ウ 空き領域の大きさをキーとする2分探索木

エ アドレスに対応したビットマップ

正解は「ウ 空き領域の大きさをキーとする2分探索木」です!

ベストフィット方式とは、リスト全体を検索し、該当空き領域のなかで、最も小さいものを採用する方式です!

動画解説

特徴として空きブロック群のうち、要求された大きさを満たす最小のものを割り当てるので、最終的には小さな空きブロックが多数残る傾向にあります!

目次