平成31年度春 応用情報技術者試験 午前 問51から問55

問題文はIPAからの引用です。


問51

JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば、プロジェクトマネジメントの“実行のプロセス群”の説明はどれか。

ア プロジェクトの計画に照らしてプロジェクトパフォーマンスを監視し、測定し、管理するために使用する。

イ プロジェクトフェーズ又はプロジェクトが完了したことを正式に確定するために使用し、必要に応じて考慮し、実行するように得た教訓を提供するために使用する。

ウ プロジェクトフェーズ又はプロジェクトを開始するために使用し、プロジェクトフェーズ又はプロジェクトの目標を定義し、プロジェクトマネージャがプロジェクト作業を進める許可を得るために使用する。

エ プロジェクトマネジメントの活動を遂行し、プロジェクトの全体計画に従ってプロジェクトの成果物の提示を支援するために使用する。

プロジェクトマネジメントの“実行のプロセス群”の説明は「エ プロジェクトマネジメントの活動を遂行し、プロジェクトの全体計画に従ってプロジェクトの成果物の提示を支援するために使用する。」です!


問52

期間10日のプロジェクトを5日目の終了時にアーンドバリュー分析したところ、表のとおりであった。現在のコスト効率が今後も続く場合、完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。

管理項目
金額(万円)

完成時総予算(BAC)
100

プランドバリュー(PV)
50

アーンドバリュー(EV)
40

実コスト(AC)
60

ア 110

イ 120

ウ 135

エ 150

完成時総コスト見積り(EAC)は「エ:150」万円です!

表を見ると、5日終了時点で、当初の予算(アーンドバリュー EV)が40万円の作業に対し、実コスト(AC)が60万円です。

アーンドバリューに対する実コストのコスト効率は60 / 40 = 1.5倍です。

完成時総総予算(BAC)は100万円です。このコスト効率まま続くと、100万円 × 1.5 = 150万円(エ)となります!

EVM(アーンド・バリュー・マネジメント)とは、予算(コスト)と予定(スケジュール)からプロジェクトの進捗を定量的に評価するプロジェクト管理の技法です!次のパラメータを使います

PVはプロジェクト開始時から現時点までの予算

EVは現時点までに完了した作業の予算

ACは現時点までに完了した作業につかったコスト

EACは完了時の総コスト見積り

動画解説

解読例

開発途中のある時点でEV−PVの値が負:プロジェクトの進捗が、計画より遅れている


問53

図のアローダイアグラムから読み取ったことのうち、適切なものはどれか。ここで、プロジェクトの開始日は0日目とする。

平成29年度春 応用情報技術者試験午前 過去問52 合格率アップ!動画解説!

ア 作業Cを最も早く開始できるのは5日目である。

イ 作業Dはクリテイカルパス上の作業である。

ウ 作業Eの余裕日数は30日である。

エ 作業Fを最も遅く開始できるのは10日目である。

図のアローダイアグラムから読み取ったことのうち、適切なものは「ウ:作業Eの余裕日数は30日である。」です!

動画解説

平成29年度春 応用情報技術者試験 午前過去問52

ア 作業Cを最も早く開始できるのは5日目である。→ 作業Cを最も早く開始できるのは10日目

イ 作業Dはクリテイカルパス上の作業である。→ 作業Dはクリティカルパスではない

ウ 作業Eの余裕日数は30日である。→ 正解

エ 作業Fを最も遅く開始できるのは10日目である。→ 作業Fを最も遅く開始できるのは30日目


問54

ITサービスマネジメントにおける問題管理プロセスにおいて実施することはどれか。

ア インシデントの発生後に暫定的にサービスを復旧させ、業務を継続できるようにする。

イ インシデントの発生後に未知の根本原因を特定し、恒久的な解決策を策定する。

ウ インシデントの発生に備えて、復旧のための設計をする。

エ インシデントの発生を記録し、関係する部署に状況を連絡する。

ITサービスマネジメントにおける問題管理プロセスにおいて実施することは「イ:インシデントの発生後に未知の根本原因を特定し、恒久的な解決策を策定する。」です!

問題管理とは、ITILにおいて障害が発生したときに根本的な原因を究明し、解決することをいいます!

動画解説

障害発生をインシデントといいますが、インシデント管理では、一時対応までを実施します。

問題管理では次のことをします。

- 根本原因を特定

- 恒久的に解決


問55

ITIL 2011 editionによれば、ITサービス継続性管理における復旧オプションのうち、段階的復旧(コールド・スタンバイ)はどれか。

ア 遠隔地のデータセンタに機器を設置できる場所を確保しておき、災害時にはコンピュータ機器を設置し、ソフトウェアのセットアップやデータの復元を行って、ITサービスを復旧させる。

イ 遠隔地のデータセンタに本稼働システムと同一構成の機器を準備するとともに、本稼働システムのデータをバックアップしておき、災害時にはその遠隔地のデータセンタに切り替えてITサービスを復旧させる。

ウ 災害時のIT資源の相互利用について他の組織と合意しておき、災害時には他の組織のIT資源を利用してITサービスを復旧させる。

エ 同時に被災する可能性がほとんどない複数のデータセンタにシステムを分散して稼働させることによって、一部のデータセンタが被災しても顧客に対するサービスの深刻な停止を引き起こすことなく、ITサービスを即時に復旧させる。

段階的復旧(コールド・スタンバイ)は「ア 遠隔地のデータセンタに機器を設置できる場所を確保しておき、災害時にはコンピュータ機器を設置し、ソフトウェアのセットアップやデータの復元を行って、ITサービスを復旧させる。」です!

コールドスタンバイシステムとは、多重化されたシステムのことです!

動画解説

コールドスタンバイシステムでは、同じ構成のシステムを複数構築し、片方は通常通りに稼動させ、もう片方は待機します。

本番系システムに障害が発生した場合、待機系システムが自動的に稼動します!

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