平成31年度春 応用情報技術者試験 午前 問76から問80

問題文はIPAからの引用です。


問76

表の事業計画案に対して、新規設備投資に伴う減価償却費(固定費)の増加1,000万円を織り込み、かつ、売上総利益を3,000万円とするようにしたい。変動費率に変化がないとすると、売上高の増加を何万円にすればよいか。

売上高
20,000

売上原価 変動費
10,000

売上原価 固定費
8,000

売上原価 計
18,000

売上総利益
2,000

ア:2,000

イ:3,000

ウ:4,000

エ:5,000

正解は「4,000」万です!

まず変動費率を求めます。変動費率は売上高に対する変動費なので・・・

変動費率

= 変動費 / 売上高

= 10,000 / 20,000

= 0.5

売上総利益は次のような式で求められます。

売上総利益 = 売上高 - 固定費 - 変動費

※ ここで、変動費 = 売上高 × 0.5なので

売上総利益 = 売上高 - 固定費 - (売上高 × 0.5)

売上総利益 = 売上高 × 0.5 − 固定費

問題文より

売上総利益が3,000万円

固定費が1,000万円増なので9,000万円

となります。これらを式に当てはめます。

3,000万円 = 売上高 × 0.5 - 9,000万円

売上高 × 0.5 = 12,000万円

売上高 = 24,000万円

売上高の増加を「ウ:4,000」万円にすれば達成可能です。


問77

図に示す標準原価計算の手続きについて、a〜cに該当する適切な組合せはどれか。

応用情報技術者試験問76画像

a
b
c


実際原価の計算
原価差異分析
標準原価差額の計算


実際原価の計算
標準原価差額の計算
原価差異分析


標準原価差額の計算
原価差異分析
実際原価の計算


標準原価差額の計算
実際原価の計算
原価差異分析

正解は「イ」です!

原価標準の設定



標準原価の計算



a 実際原価の計算



b 標準原価差額の計算



c 原価差異分析



原価報告


問78

個人情報のうち、個人情報保護法における要配慮個人情報に該当するものはどれか。

ア 個人情報の取得時に、本人が取扱いの配慮を申告することによって設定される情報

イ 個人に割り当てられた、運転免許証、クレジットカードなどの番号

ウ 生存する個人に関する、個人を特定するために用いられる勤務先や住所などの情報

エ 本人の病歴、犯罪の経歴など不当な差別や不利益を生じさせるおそれのある情報

個人情報のうち、個人情報保護法における要配慮個人情報に該当するものは「エ 本人の病歴、犯罪の経歴など不当な差別や不利益を生じさせるおそれのある情報」です!

情報の捉え方によっては病歴も差別を産みます…


問79

ソフトウェア開発を下請事業者に委託する場合、下請代金支払遅延等防止法に照らして、禁止されている行為はどれか。

ア 継続的な取引が行われているので、支払条件、支払期日等を記載した書面をあらかじめ交付し、個々の発注書面にはその事項の記載を省略する。

イ 顧客が求める仕様が確定していなかったので、発注の際に、下請事業者に仕様が未記載の書面を交付し、仕様が確定した時点では、内容を書面ではなく口頭で伝えた。

ウ 顧客の都合で仕様変更の必要が生じたので、下請事業者と協議の上、発生する費用の増加分を下請代金に加算することによって仕様変更に応じてもらう。

エ 振込手数料を下請事業者が負担する旨を発注前に書面で合意したので、親事業者が負担した実費の範囲内で振込手数料を差し引いて下請代金を支払う。

ソフトウェア開発を下請事業者に委託する場合、下請代金支払遅延等防止法に照らして、禁止されている行為は「イ 顧客が求める仕様が確定していなかったので、発注の際に、下請事業者に仕様が未記載の書面を交付し、仕様が確定した時点では、内容を書面ではなく口頭で伝えた。」です!

ア 継続的な取引が行われているので、支払条件、支払期日等を記載した書面をあらかじめ交付し、個々の発注書面にはその事項の記載を省略する。→ 書面に残しているので問題なし

イ 顧客が求める仕様が確定していなかったので、発注の際に、下請事業者に仕様が未記載の書面を交付し、仕様が確定した時点では、内容を書面ではなく口頭で伝えた。→ 口頭だけでは意味がありません

ウ 顧客の都合で仕様変更の必要が生じたので、下請事業者と協議の上、発生する費用の増加分を下請代金に加算することによって仕様変更に応じてもらう。→ 費用は払っているので問題なし

エ 振込手数料を下請事業者が負担する旨を発注前に書面で合意したので、親事業者が負担した実費の範囲内で振込手数料を差し引いて下請代金を支払う。→ 費用は払っているので問題なし


問80

技術者倫理の観点から、職務遂行において技術者が優先すべきこととして、最も適切なものはどれか。

ア 会社の利益

イ 技術者個人の名誉

ウ 公衆の安全

エ コストの低減

技術者倫理の観点から、職務遂行において技術者が優先すべきこととして、最も適切なものは「ウ 公衆の安全」です!

言わず物がないですね…

ア 会社の利益 → 会社の利益があっても公衆の安全を脅かすものであれば炎上です

イ 技術者個人の名誉 → 名誉よりも安全でしょう

ウ 公衆の安全

エ コストの低減 → コストが減っても安全が脅かされたら嫌ですよね

目次