2.テストマネジメント
2.2 状況に応じたテストマネジメント
2.2.4 非機能テストのマネジメント
多くの種類の非機能テストは費用がかかる為、
テストマネージャはリスクと規約に基づいて、実行する非機能テストを選択する必要がある
テストマネージャは計画のすべての考慮事項に対応できる知識を持っていない場合、
責任の一部をテクニカルアナリスト(or テストアナリスト) に委任する。
- 考慮する一般的な要因
- ステークホルダの要件
- 必要なツールの使用
- テスト環境
- 組織的要因
- セキュリティ
その他、
非機能テストを開発ライフサイクルに結合する方法も重要な考慮事項である。
すべての機能テストが完了してから非機能テストを開始するのは一般的に誤りである。
非機能テストはリスクに応じて優先度付けをし、順番を決める必要がある。
イテレーティブライフサイクルでは洗練されたテストフレームワークの構築を必要とする。
2.2.5 経験ベースのテストのマネジメント
経験ベースの技法
- メリット
- 他のテスト技法では見逃す場合がある結果を効率的に検出
- デメリット
- テスト中に達成するカバレッジを決定するのが困難
経験ベースのテストマネジメント方法
テストセッションと呼ばれる20 - 120分の短い時間にテスト作業を分割し一定レベルのモニタリング、スケジュールを提供する
- 各セクションはテストチャータでカバーする
- メリット:複数の担当者が同時に実行しても重複を防ぐことができる-
テスト担当者は事前に定義したテスト手順、入力、期待結果以上のものを探求する権限(時間、割り当て)を与える
- テスト担当者にテスト実行美の前後、当日に日常的なテストの一貫としてこのような自律的テストセッションを割り当てることも可能(バグ、またはテストした方がよい領域を見つけた場合は事前に作成されているテストを更新する)
記事内用語解説
非機能テスト
コンポーネントやシステムで、機能に関係しない属性のテスト、たとえば、信頼性、効率性、使用性、保守性、移植性のテスト