GIGABYTE「GA-H97N-WIFI」に「ESXi6.0」をインストールするメモ。
多分「GA-Z97N-WIFI」等も同様だと思います。
通常インストールではSATA接続のHDD/SSDとNIC(Realtek)が認識されないので、カスタムインストーラでインストールします。
ちなみに、NIC(Intel)1個しか使わない場合は、BIOSでSATAモードをRAIDに設定するとHDD/SSDが認識されるらしく、通常インストーラでもインストールできます。
用意するもの
Windows PC(or Wine)
vSphere PowerCLI
https://communities.vmware.com/community/vmtn/automationtools/powercliESXi-Customizer-PS
http://www.v-front.de/p/esxi-customizer-ps.htmlESXi無償評価版ライセンス
https://www.vmware.com/jp/tryvmware/?p=free-esxi6
カスタムインストーラ作成手順
- vSphere PowerCLIをインストール
- ESXi-Customizer-PSをダウンロード
- vSphere PowerCLIを起動してコマンドを実行
vShpere PowerCLIをインストール
下記からWindows用インストーラをダウンロードして、インストール。
https://communities.vmware.com/community/vmtn/automationtools/powercli
VMware vSphere PowerCLI 6.0. Release 2
すべてデフォルト設定でOKなので詳細は割愛。
ESXi-Customizer-PSをダウンロード
下記からESXi-Customizer-PSをダウンロードします。
http://www.v-front.de/p/esxi-customizer-ps.html
ESXi-Customizer-PS-v2.4.ps1
Cドライブ直下等に移動しておくと良いと思います。
いつの間にかCドライブ直下にファイルを置く際は管理者権限が必要になったようですが…
以前はESXi-Customizerというツールで作成する方法もありましたが、現在はサポート対象外になったようなのでこちらを使います。
vSphere PowerCLIを起動してコマンドを実行
vSphere PowerCLIを普通に起動すると、最初エラーが表示されます。
「管理者で実行」して最初に下記コマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
ESXi-Customizer-PSが置いてあるディレクトリに移動して、次のコマンドを実行してESXi6.0カスタムインストーラのISOファイルを生成します。
.\ESXi-Customizer-PS-v2.4.ps1 -v60 -vft -load sata-xahci,net55-r8168
デフォルトのAHCIモードでHDD/SSDを認識するようになり、RealtekのNICも認識されるようにドライバを追加したカスタムインストーラを生成します。
ドライバ等のリストは下記を参照して設定しています。
https://vibsdepot.v-front.de/wiki/index.php/List_of_currently_available_ESXi_packages
色々試した結果、上記構成で落ち着きました。
ESXi6.0をインストール
ESXi-Customizer-PSで生成したISOファイルをLinuxのインストーラ等と同様にUSBに書き込むか、CD-Rに書き込んでインストールメディアを作成します。
あとは通常インストールと同様です。
HDD/SSDが認識されるようになっていると思います。
また、インストール後、再起動するとNICも2個認識されると思います。
vSphere Clientのインストール
ESXi6.0をインストールしたホストのIPアドレスにブラウザからアクセスします。
ページが表示されたら「Download vSphere Client」のリンクがあるので、そこからインストーラをダウンロードして、インストールします。
ライセンス登録
vSphere Clientを起動して、ESXi6.0をインストールしたホストに接続します。
「構成」タブを開くと「ライセンス機能」という項目があるので、そこでライセンスを入力します。
右上に「編集…」という小さいリンクがあるので、そこから入力画面を開きます。
ライセンスは下記ページで参照できます。
(VMWareのアカウントが必要です。)