org-latex-pdf-processはPDFをタイプセットする際に使われる変数(カスタマイズ変数)で、
LaTeXからPDFにタイプセットする際に呼ばれる変数です。
入れる値はシェルコマンド(文字列)のリストです。
(setq org-latex-pdf-process
'(("pdflatex %f" "pdflatex %f" "pdflatex %f")))
と設定すると、PDFに出力する際にpdflatexが3回呼ばれます。
(ソースを読むとmapcで正規表現で%f,%b,%oを変換して呼んでます。)
余談ですが、%f, %b, %oは下記のように置換されます。
置換前 | 置換後 |
---|---|
%f | 完全なファイル名 |
%b | ベースネーム |
%o | 出力ディレクトリ |
で、ソースを読んだらorg-latex-pdf-processの値として、上記のようなリストではなく関数も書けるみたいですね。
確認の為に実行してみた。0を返しているのは正常終了の意味。やらなくても良さそう。
(setq org-latex-pdf-process
'(lambda (x) (message x) 0))
と設定するとミニバッファにTeXファイルのパスが表示され死にました。
(PDF自体は生成されなかったのでエラーが起きた。)
便利なのかな...?何に使えるんだろう