GitHub Patchwork KOBEにメンターとして参加してきたよ & Git導入のすゝめ

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今週の月曜日,11/14にGitHub Patchwork KOBEにメンターとして参加してきたので,そのレビューも兼ねて改めてGitのおさらいでも.

GitHub Patchworkとは?

GitHub社の提供するGit or GitHub初心者のためのワークショップ.≪詳しくはこちら
今週は神戸のほかにも京都・東京で開催済.それぞれ日本の中ではIT先進都道府県のイメージが強いので納得の三か所.あと大阪と仙台(or石巻)と那覇あたりでもやってくれないかなー

今回は紹介をいただいて神戸開催にメンターとして参加.
GitHubは全然緑じゃないのでちょっとこんな人間がメンターとして参加してもいいのかなと不安になりつつも,ビールとピザがタダで飲み食いできるということだったので終始楽しませてもらっていた.GitHub社の共同創設者であるスコット氏もいらしていたので,いろいろな意味でおなかいっぱいだった.

まずはGit全く知らない人向けにちょっとおさらい.

そもそもGitとは

一言でいうと,バージョン管理システム.ただ,バージョン管理といっても様々なことができて,特に最近のシステム開発などではよく利用されている.あまりにもいろいろなことができるので,実際にGitを業務などで利用している人も,その全容を知らないことが多い.

リポジトリ

Gitでバージョン管理をするためには,まずGitリポジトリを作成する必要がある.なんのことはない.Gitでバージョン管理したい制作物のあるフォルダをGitリポジトリとして登録するだけ.
実際の作業やコマンド等についてはこちらのサイトがわかりやすい.

GitHub

上記のリポジトリの中でも,開発環境に作成するものを「ローカルリポジトリ」,サーバ上にSSHなどで作成するものを「リモートリポジトリ」と呼ぶ.GitHubは,このリモートリポジトリのためのサーバスペースと,その管理を容易にするための様々なインターフェース,さらにはSNSとしての機能を提供してくれている.三番目はぱっとしないかもしれないが,GitHubは使い込めば使い込む程,そのSNSとしての側面を強く実感することができる(らしい).

GitHubでは,リポジトリの中身を公開するパブリックリポジトリ(無料)と,非公開のプライベートリポジトリ(有料)が利用できる.前者は,オープンソースソフトウェア開発やそのパッケージ開発によく利用され,後者は,企業のシステム開発やサービス開発などに利用されている.

パブリックリポジトリだけなら無料で利用できるので,まずは登録するのが吉.僕は自身のリポジトリをGitHub上で管理することはあまりしていないが,そのほかにも有用なサービスが多数提供されているので,それらはよく利用させていただいている.

Gitの使いどころ

技術系ではない会社でも,例えば企画資料などをファイル名で疑似バージョン管理していたりすることがあるのではないか.

  • kikaku-12-12.xls
  • 企画書.xls
  • 企画書_2015_12_5.xls
  • 企画書(マスター).xls
  • 企画書12/7.xls
  • 企画書確定版.xls
  • 最新版企画書.xls

恐らくGitなどのバージョン管理システムを知っている人なら発狂するのではないか.そういう人にありがちなのが,Gitを知らない人を弾糾し,感情的にGitの導入を押し付けようとすることである.Gitの便利さに取り付かれてしまうと,それがわからないということわからなくなるのである.もしGit未導入の組織に属していて,Gitを導入したいと思うのならば,それを導入する責任を己が負わなければならない.

さて,上記のような企画書をGitで管理すると次のようなメリットがある.

  • 現在の状態が保存されるため最新版がわかりやすい
  • バージョン管理の規格はgitによって定められるためファイルを統一できる
  • いつでも以前の任意のバージョンを最新版として適用できる
  • 特定のバーションから分岐した別の企画書を作成できる
  • 分岐した別のバージョンで加えた変更を別の分岐に適用することができる
  • 何がどのように変更されたのかすぐにわかる

これらは全てGitのほんのわずかな機能で可能であり,企画書以外にも,共著論文やパンフレットなどの作成などにおいても活用できる.制作物の規模や,制作物を管理する組織の規模が大きくなればなるほどその有用性は高まる.

とはいっても

こういったメリット一つ一つを懇切丁寧に組織内の人間に教えるのは骨が折れるので,GitHub Patchworkのようなイベントに組織で参加してまずはやらせてみるのが現実的である.

しかしながら今回のGitHub Patchwork KOBE,女性参加者の多さが目立った.3~4割ほどだったか.学生と社会人が半々,中には主婦の参加者もいた.全体的にとても初心者向きで分かりやすく,様々な世代がいる中,和気藹々とした雰囲気だったので,組織がGitを知らなくて発狂しそうな人ほど,まずは素数でも数えて落ち着いてからこういったイベントへの組織としての参加を提案してみるのはいかがだろうか?