タスクの導出根拠の可視化
私が10年前に関わったアジャイル開発プロジェクトでは開発チームはタスクの発生した導出理由を明確にしていました。この導出項目は
- 当初:最初のプロダクトバックログで定義された仕様通りの開発作業
- 追加:プロジェクト期間中に追加されたプロダクトバックログに関する開発作業
- 変更:開発済みのプロダクトバックログに対する変更の作業
- バグ対応:バグと指摘されたものに対する改修作業
- 環境:システムの環境周りに対する作業。準備作業だけでなく、環境変更も全て含む。
- その他:この分類に入らない、例外的な作業
この様に、タスクの種類を分けて、その様子を観察していると、チームの自律の様子が把握できます。
特にバグ対応に関してはこのプロジェクトでは後半のスプリントでは一切バグ対応のタスクは発生していませんでした。この事はチームが品質に拘って色々な工夫をして実践してきた証です。
これは、タスクの導出根拠別にイテレーション作業を可視化したものです。
このプロジェクトのシステム稼働後もバグは一切なく安全可動しています。