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ITセクレタリィの現場から series2:体験談から見えるIT事務との違い

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はじめに

こんにちは。私は現在「ITセクレタリィ」として働いています。


みなさん「ITセクレタリィ」という言葉をご存知でしょうか?
私の会社では、ITスキル+秘書ライセンス+ホスピタリティを掛け合わせて、現場でサポート以上の価値を発揮する人材を「ITセクレタリィ」と呼んでいます。


一般的な「IT事務」との違いを一言でいうと、
単なる事務処理ではなく、改善や巻き込みを通じて“現場を強くする”存在だと私は感じています。


この記事では、実際に私が現場で経験したことや、学んだスキルをまとめています。

現場で直面した難しさと工夫

入社当初、私は経理補助やシステムへの登録作業を担当していました。

その多くは属人化された専門業務で、いきなり引き継ぐのは大変……。
しかも、周囲はプロパー(お客様先の社員)の皆様。
正直「弱音は吐けない」と思いながら、日々プレッシャーを感じていました。


そこで意識したのが 「一人で抱え込まないこと」 です。

・上長に作業の優先度を早めに相談

・マクロやツールに詳しい方へ依頼し改善を一緒に検討

・作業フローを見直し、無駄を省けるかフィードバックを受ける



小さな工夫から、週2時間半かかっていた作業を2時間に短縮できました。

「事務サポート」ではなく、改善を提案し実行することにこそITセクレタリィの価値があると実感しました。

引継ぎで感じた責任と成長

離任時、引継ぎ書を作成しデータでまとめていたところ、お客様より急遽既存のプロパーの方へ引継ぎのご依頼をいただきました。


最終日は、通常業務を行いながら引き継ぎ書の補足や午後からは挨拶回りを実施しました。


また、お客様より「少しでも余裕があれば、既存の業務も進めておいてほしい」とご依頼を受け、最後まで全力でサポートをさせていただいた一日でした。


振り返って感じるのは、忙しさの中でも多様な業務を任せてもらえたことへの誇りと感謝です。

責任を持ってやり遂げた経験が、確実に自分を成長させてくれたと実感しています。この経験を通じて、IT業界の幅広さと奥深さを学ぶことができました。

現在はセキュリティ関連の現場で勤務しており、これまでとは異なるカラーの業務を行っています。

異なる環境であっても、どの経験も自分の糧となり、ITセクレタリィとしての視野を広げてくれています。

今後もこれらの知識と経験を活かし、お客様や共に働く仲間に価値を提供できるよう努めていきたいです。

ITセクレタリィとして磨かれたスキル

働く中で特に伸びたのはこの3つです。

・相談力・巻き込み力
→ 周囲に助けを求めながらチーム全体を動かす力

・教育・フィードバック力
→ 手順をただ伝えるだけでなく、理解度を確認し定着を支援

・タスクマネジメント力
→ 納期意識を持ち、優先度を柔軟に切り替えて効率化

これらは「一般IT事務」ではあまり求められない領域ですが、現場全体の底上げにつながっていると感じています。

今後伸ばしていきたいスキル

これからはさらに、
状況を素早く把握する力

IT知識を活かした業務改善(ツール作成や効率化提案)を強化していきたいです。

目指すのはお客様先で「この人がいると時間が生まれる」と思っていただける存在です。

ITセクレタリィの強み(自分なりの気づき)

現場で気づいた、自分の強みはこんなところです。


・分からないことを素直に質問できる


・相手の言葉をポジティブに言い換えられる


・「この内容は誰に確認すれば良いか」を直感的に把握できる



これらは単なる“処理能力”ではなく、人と人をつなぐ力につながっていると感じます。

お客様に提供したい価値

最終的に目指したいのは、
「この人がいれば大丈夫」「この人になら仕事を任せられる」と思っていただけること。

業務面でも人柄面でも安心を提供できる存在でありたいです。

まとめ

最後に「IT事務」と「ITセクレタリィ」の違いを整理すると...


IT事務 → 指示された業務を正確に遂行するサポート

ITセクレタリィ → ホスピタリティと改善力で“現場を強化する”存在


私はまだまだ学びの途中ですが、事務を超えて人とITをつなぐ新しい職種として価値を出していきたいです。

執筆者:M

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