Javaで繰り返し処理を実装するのに、拡張for文を使い慣れていなかったので、
今回簡単な使い方を復習することにしました。
内容的に初級プログラマーの方々に役立ててもらえたらというレベルです。
前提
拡張for文はJava SE 5.0以降の機能ですので、それ以前のJavaを使っている場合は不可なのでご注意。
基本的な使い方
拡張for文が実現できること
- 配列やコレクションの要素を一つずつ順番に取り出して、その各々の要素に対して処理を実行することができる。
- 記述を簡略化することができる
まずは従来のfor文の使い方は以下の通り
従来の記法
for(式1;式2;式3){
処理;
}
そして、拡張for文が以下の通り
拡張for文
for(変数宣言 : 参照変数名){ // 言い換えるとカッコ内は、(型 変数名 : 式)
処理;
}
拡張for文を使い、配列の全要素に処理を行う
早速、処理を書いていく
sample.java
public static void main (String args[]) {
// てきとうに配列に要素を入れる
List<String> list = new ArrayList<>();
list.add("りんご");
list.add("ごりら");
list.add("らっぱ");
list.add("ぱいなっぷる");
list.add("るんば");
// ここからが本番です
// 変数名listの全要素を一つずつ取り出し、標準出力
for(String word : list) { // for(型 変数名 : 式)
System.out.println(word);
}
}
出力結果は以下の通り
結果
りんご
ごりら
らっぱ
ぱいなっぷる
るんば
その他
- 今回の例は簡単なものですが、使いこなせたら繰り返し処理の記述が楽そうですね!