MacOSX
VirtualBox
HighSierra
Mojave

macOS MojaveをVirtualBoxで動かす

Mac OS X 10.13(High Sierra)からVirtualBoxを使ってMac OS X 10.14(Mojave)を動かしてみる!
当記事の作成者は本記事の情報をご利用になることで生じるいかなる損害についても責任を負いません。
本記事の執筆時点でMojaveBeta版の適用事例は紹介されていましたが、正規版の記事は未確認のため、紹介したいとおもいます。
スクリーンショット 2018-09-28 14.34.47.png

システム環境

  • MacBook Air(2013 Model)
  • OS X 10.13.6
  • VirtualBox 5.2.18
  • VirtualBox Extension Pack適用済み
  • HDD/SSDに70GB程度の空きがある事が望ましい

手順

  • MojaveインストールAppのダウンロード
  • インストールアプリケーションをイメージファイルに変換
  • VirtualBoxで仮想環境の準備
  • インストール

0. 事前準備

 VirtualBoxをMacにインストールする方法はネットを漁れば多くの方が紹介していますので、本投稿では割愛します。USB3.0のコントローラを用いるため、Extension Packが適用された前提で話を進めます。
 他のプラットフォームでの成功はまだ確認しておりませんが、メモリーが8GB以上のPCをお使いになることをお勧めします。
 お使いのプラットフォームの空き容量が68GB以上あることが望ましいです。(今回の条件では88GB使います)

1. MojaveインストールAppのダウンロード

AppストアよりMojaveをダウンロードします。
スクリーンショット 2018-09-29 16.07.31.png
インストール後、macOS Mojaveインストール.appが起動し、次の画面が開きます。
スクリーンショット 2018-09-29 16.14.05.png
起動後、迷わず終了します(笑)

2. インストールアプリケーションをイメージファイルに変換

下記のスクリプトをTerminalで実行し、.App形式から.iso形式(イメージファイル)を抽出・変換します。
イメージファイルはデスクトップに生成されます。

$ hdiutil create -o /tmp/Mojave -size 8G -layout SPUD -fs HFS+J -type SPARSE
$ hdiutil attach /tmp/Mojave.sparseimage -noverify -mountpoint /Volumes/install_build
$ sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/install_build
$ hdiutil detach /Volumes/Install\ macOS\ Mojave/
$ hdiutil convert /tmp/Mojave.sparseimage -format UDTO -o /tmp/Mojave.iso
$ mv /tmp/Mojave.iso.cdr ~/Desktop/Mojave.iso
$ rm /tmp/Mojave.sparseimage

正常に終了すると次のようなファイルがデスクトップに出来上がります。
スクリーンショット 2018-09-29 16.28.19.png

3. VirtualBoxで仮想環境の準備

VirtualBox側でMojaveを動かすための仮想環境を準備します。
システムの各項目を次のように設定します。

  • 名前:Mojave(お好きにどうぞ)
  • タイプ:Mac OS X
  • バージョン:macOS 10.13 High Sierra(64-bit)
  • メモリー:4096 GB
  • ハードディスク:仮想ハードディスクを追加 -> VDI -> 可変サイズ -> 50GB
  • 設定 -> システム -> マザーボード -> 起動順序 -> フロッピーディスクのチェックを外す
  • 設定 -> システム -> マザーボード -> 拡張機能 -> 3項目全てにチェックを入れる
  • 設定 -> システム -> プロセッサー -> プロセッサー数 -> 2
  • 設定 -> システム -> プロセッサー -> 使用制限率 -> 80%
  • 設定 -> ディスプレイ -> スクリーン -> ビデオメモリー -> 128GB
  • 設定 -> ポート -> USB -> USBコントローラの有効化 -> USB 3.0コントローラー
  • 設定 -> オーディオ -> オーディオを有効化のチェックを外す

以降は設定->ストレージのセッティングを行います。

Live USBとして扱うためのUSBコントローラを用意します。
1. ストレージデバイスの「+」マークを選択し、USBコントローラーを追加
2. USBコントローラーを選択し、仮想ハードディスクを新規追加
3. 仮想HDは VDI -> 可変 -> 30GB で作成する

SATAコントローラーの空となっている光学ディスクを選択し、Mojave.isoファイルをセットします。
以上が終了したら「OK」で設定を保存しましょう。

4. インストール

4.1. インストール その1

作成した仮想環境を起動します。
開始してしばらくはコンソールが流れます。
リンゴマークが出た後、次の画面に移行します。
VirtualBox_Mojave_29_09_2018_17_08_10.png
日本語を選択し次へ進むとmacOSユーティリティが現れます。
メニューバー -> ユーティリティ -> ターミナル でTerminalを起動。
SIP解除のため次のコマンドを実行(これやらないと後々詰まります)

$ csrutil disable

実行後Terminalを閉じる。
再びmacOSユーティリティが現れます。ディスクユーティリティを選択して続けるを押します。

内蔵と外部のディスクをフォーマットします。
※間違えてディスクイメージをフォーマットしないようにしましょう。
内蔵ディスク名を「MacintoshHD」(仮)とし、外部ディスク名を「ExternalHD」(仮)とします。分かりやすいように自由に命名して構いません。
各ディスクを選択し、「消去」を押します。名前を上記のように設定します。
両HDともに「Mac OS拡張(ジャーナリング)」、「GUIDパーティションマップ」でフォーマットします。
以上が終了したらディスクユーティリティを閉じます。

インストール前に、下記の理由により仮想外部ディスクを用意しました。

Mojaveのインストーラは、インストール先のHDD/SSDをAPFSに変換するが、VirtualBoxのBIOSはAPFSフォーマットのHDD/SSDからの起動をサポートしていない。
再びmacOSユーティリティに戻ります。

APFSフォーマット問題の解決方法は簡単だが面倒。MojaveをインストールしたAPFSフォーマットのHDD/SSDから、別途用意したHFS+フォーマットのHDD/SSDへコピーする事で解決する。

macOSユーティリティが現れましたら、macOSをインストールを選択し、同意などを進めていくと、インストール先の選択画面になります。
ここで先ほど説明した理由から外部ディスクを選択してインストールします。
しばらくプログレスバーが更新されます。そのうちコンソール画面に切り替わり、再びmacOSユーティリティに戻ります。
※筆者の環境では残り2分という表記になった途中で再起動に毎回なりますが、問題ありませんでした。
メニューバーのリンゴマークを選択し、一旦システム終了しましょう。

4.2. インストール その2

起動する前に、最初に作成したMojave.isoをアンマウントします。
設定 -> ストレージ -> SATAコントローラーより「仮想ドライブからディスクを除去」します。
その後、再び起動すると、起動ディスクがないために次の画面になります。
VirtualBox_Mojave_29_09_2018_18_00_01.png
$ exitを入力しreturnキーを押します。すると次の画面が現れます。
VirtualBox_Mojave_29_09_2018_18_00_54.png
下記の順にreturnキーを押していく。
Boot Maintenance Manager -> Boot From File -> [PciRoot../USB../HD(2,GPT,...)] -> macOS Install Data -> Locked Files -> Boot Files -> boot.efi
その後コンソールが流れ、インストール画面に進み、インストールが進みます。
※ここで途中で再起動するようであれば、SIP未解除を疑っても良いです。
※一度失敗した場合は起動し直した後同じ手順を再び行ってみるとうまくいくかもしれません。
その後インストールが無事完了すればBiosのターミナル画面になるので、一旦終了します。

再びMojave.isoをセットし、起動します。
macOSユーティリティが立ち上がった後、ターミナルを開きます。
VirtualBox_Mojave_29_09_2018_18_26_05.png
外部ハードディスクの構成は$ ls /Volumes/ExternalHDで確認が可能です。画像は別物ですが同様の出力になると思います。
VirtualBox_Mojave_29_09_2018_18_30_08.png
下記のコマンドを実行して仮想内臓HDにファイルをコピーし、起動フォルダの指定を行います。

$ cp -f -p -R /Volumes/ExternalHD/ /Volumes/MacintoshHD/
$ bless -folder /Volumes/MacintoshHD/System/Library/CoreServices

ターミナルを閉じ、システムを終了。光学ディスクをアンマウントし、再起動します。
しばらく待つと地域などの設定画面になりますので、そうなったらしめたものです。
流れに従っていくと、あっという間にセッティング完了!
不要になった外部HDはアンマウントし、削除してしまって問題ありません。
最終的にこのようになります。
VirtualBox_Mojave_29_09_2018_18_59_14.png
お疲れ様でした!
VirtualBox_Mojave_29_09_2018_19_00_38.png

参考サイト