はじめに
- 本記事は、UiPathのIXPのデータ出力の実装方法を紹介します。
- 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
- 製品仕様や参考画像は2026年3月10日時点のもので構成しています。
- [DU関連の依存パッケージ]
"UiPath.DocumentUnderstanding.Activities": "[2.17.2]",
"UiPath.IntelligentOCR.Activities": "[6.27.2]"
IXPの出力オブジェクト
IXPは IDocumentData型 のデータを出力します。
既定では「データ型を生成」のプロパティがONのため、IDocumentData<GptIxp{バージョンNo}> が生成されます。
こちらのデータオブジェクトはタクソノミーの定義にあわせたDataプロパティが生成されるため、任意フィールドの値取得が次の様な簡単な記述でおこなえます。
自動抽出結果.Data.{フィールドグループ}(インデックス).{フィールド名}
もし、IXPの出力オブジェクトを共通部品やサブワークフローに直接渡す予定がある場合、「データ型を生成」のプロパティはOFFにし、IDocumentData<DictionaryData> を生成しましょう。
「データ型を生成」のプロパティをONにすると、モデル毎にデータオブジェクトが変わってしまうため、入力引数に指定するには不向きです。
「データ型を生成」のプロパティ
- ON:Dataプロパティから任意フィールドの値取得が可能
- OFF:Dataプロパティは空
※ExtractionResultクラスを内部に保持するため、すべての値の取得はON/OFFに関わらず可能です。
ケース毎の実装例
1. Dataプロパティから値取得
2. デスクトップStudioで表データを出力
3. StudioWebで表データを出力
1. Dataプロパティから値取得
次のページをご参照ください。
2. デスクトップStudioで表データを出力
UiPath.IntelligentOCR.Activities パッケージをインストールし、「抽出結果をエクスポート」アクティビティを利用します。
「抽出結果をエクスポート」アクティビティは ExtractionResult型のデータを渡すことでDataSet型の出力オブジェクトを返します。
DataSetオブジェクトについて詳しく知りたい場合は次の記事をご参照ください。
DataSetオブジェクトからの表データ出力は次の様に実装します。
(実装例)
範囲に書き込み(ワークブック)アクティビティの入力引数(データテーブル):
エクスポートデータ.Tables("発注情報_明細")
3. StudioWebで表データを出力
StudioWeb では UiPath.IntelligentOCR.Activities パッケージを利用できません。
(実装例)
繰り返し(コレクションの各要素)アクティビティの入力引数:
自動抽出結果_汎用オブジェクト.Properties.ExtractionResult.GetTable("発注情報_明細").Values(0).Cells
IFアクティビティ(Null制御用)の条件式:
currentResultsTableCell.Values.Length > 0
セルに書き込みアクティビティの
書き込む内容:
currentResultsTableCell.Values(0).Value
書き込む場所:
Excel.Sheet("Sheet1").Cell(UiPath.Excel.Helpers.ExcelUtilities.ConvertColumnIndexToColumnLetter(currentResultsTableCell.ColumnIndex+1)+(currentResultsTableCell.RowIndex+1).ToString)
列インデックスの変換(数字←→文字)には「ExcelUtilities」を使います。
| 変換の例 | 構文 |
|---|---|
| 列番号(2) → 列名称(B) | UiPath.Excel.Helpers.ExcelUtilities.ConvertColumnIndexToColumnLetter(2) |
| 列名称(C) → 列番号(3) | UiPath.Excel.Helpers.ExcelUtilities.ConvertColumnLetterToColumnIndex("C") |
おまけ
抽出結果をストレージに一時保存して他のロボットで利用したい場合など
「ドキュメント検証成果物を作成」を利用しましょう。
ストレージバケットに作成されるドキュメント検証成果物例:
- ドキュメントテキストのファイルパス:15719733-570b-4bba-8da0-d47f264a8266\text.zip
- DOMのファイルパス:15719733-570b-4bba-8da0-d47f264a8266\dom.zip
- 自動抽出結果のファイルパス:15719733-570b-4bba-8da0-d47f264a8266\input_results.zip
- タクソノミーのファイルパス:15719733-570b-4bba-8da0-d47f264a8266\taxonomy.zip
- ドキュメントのファイルパス:15719733-570b-4bba-8da0-d47f264a8266\tmp2d4ubf.zip
さいごに
いかがでしたでしょうか。
IXPはモデル構築は直感的で簡単ですが、出力オブジェクトが若干わかりにくいので記事を書きました。
これからIXPを利用する方、出力オブジェクトのプロパティまわりで沼った方のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます(-ω-)/








