Dify スケジュールトリガー動作確認手順
この手順書では、Dify の イベントトリガー(スケジュールトリガー) を利用して、指定した時刻または間隔で自動的に実行される Workflow アプリを構築し、テストおよびログ確認を行う方法を説明します。
最終的な構成は次の 3 ノードです。
スケジュールトリガー → LLM → 出力
1. 事前条件
- Dify Studio にアクセスできること(クラウド版または OSS 版)
- Workflow アプリを作成できる権限があること
- 利用する LLM(例:gpt-5-mini / Chat)が設定済みであること
補足:トリガーは Workflow アプリ専用 です。Chatflow では利用できません。
2. 全体構成
3. Workflow アプリの新規作成
- Dify Studio 左メニューで 「アプリケーション」 → 「アプリを作成」 → 「ワークフロー」 をクリックします。
- 任意のアプリ名を入力します。例:
schedule-trigger-sample
- 「作成」をクリックすると、キャンバス上にデフォルトの 開始ノード の選択が表示されます。

4.トリガーを選択します。
Start ノードは「ユーザー入力」と「トリガー」のどちらか一方のみ使用できます。
スケジュールトリガーを選ぶと、図のように Start ノードが 紫色のカレンダーアイコンの「スケジュールトリガー」 に変わります。
4. スケジュールトリガーの設定
スケジュールトリガーノードをクリックし、右側の設定ペインから実行タイミングを指定します。

4.1 テスト用:1 分ごとに実行する設定
-
「スケジュールの設定」欄で、Cron 表現を使用するモードに切り替えます。
-
Cron の入力欄に、次の値を設定します。
*/1 * * * *- 意味:1 分ごとにワークフローを実行する
-
設定後、「次回実行時刻」および「次の 5 回の実行予定」が表示されていることを確認します。
本番運用では、
0 9 * * *(毎日 9:00)など、目的に合わせて Cron を変更してください。
なお、ビジュアル設定に変更した場合、クーロン式の利用の状態を忘れます。
5. LLM ノードの追加と設定
5.1 LLM ノードの追加
- キャンバス上の空き領域を右クリックし、「ノードを追加」 → 「LLM」 を選択します。
- 追加された LLM ノードを、スケジュールトリガーの右側に配置します。
- スケジュールトリガーと LLM ノードの間をドラッグして、線で接続します。
- 図のように「スケジュールトリガー → LLM」の順に矢印がつながっていれば OK です。
5.2 LLM ノードのモデルとプロンプト設定
-
LLM ノードをクリックし、右ペインで以下を設定します。
- モード:Chat
- モデル:gpt-5-mini(図と同じ構成にする場合)
-
プロンプトを次のように設定します。
SYSTEM: あなたはスケジュール実行のテスト用アシスタントです。 USER: これはスケジュールトリガーで実行されたテストです。 現在時刻を含めて、実行されたことがわかる短いメッセージを日本語で返してください。 -
これで、スケジュールトリガーで起動されるたびに LLM が実行され、テキストを生成します。
6. 出力ノードの追加と設定
6.1 出力ノードの追加
- キャンバス上を右クリックし、「ノードを追加」 → 「出力」 を選択します。
- 追加された出力ノードを LLM ノードの右側に配置し、
LLM → 出力 を線で接続します。
図と同じく、左から順に
スケジュールトリガー → LLM → 出力 となっていれば OK です。
6.2 出力内容の設定
- 出力ノードをクリックし、右ペインの「出力コンテンツ」を設定します。
- 形式を テキスト(String) に設定します。
- フィールドの右側にある変数選択ボタンから、
LLM / text (String)を選択します。 - フィールドが
LLM / {x}text Stringのように表示されれば、LLM の生成テキストをそのまま出力する設定になります。
7. テスト方法
スケジュールトリガーには、主に次の 2 種類のテスト方法があります。
-
このステップを実行(Run this step)
- スケジュールを無視して「今すぐ 1 回だけ」実行する
-
テスト実行(Test Run)
- 次のスケジュール時刻で実行する
7.1 即時テスト:このステップを実行
- スケジュールトリガーノードをクリックします。
- 右ペイン、またはノード上部にある 「このステップを実行(Run this step)」 ボタンを押します。
- Cron 設定に関係なく、現在時刻で 1 回だけワークフローが実行されます。
- 画面右側のデバッグビューに、LLM ノードおよび出力ノードの結果が表示されます。
期待される出力例:
スケジュール実行のテストです。現在の日時は 2025年11月30日 2:17 頃です。
7.2 スケジュールどおりの動作確認:テスト実行 / 自動実行
- 右上の 「テスト実行(Test Run)」 ボタンをクリックします。
- スケジュールトリガーは、設定された cron に従い、次回実行時刻 でワークフローを起動します。
-
*/1 * * * *の場合、1 分以内に 1 回実行されます。
-
- または、何も操作せずに待つだけでも、設定された間隔で自動的に実行されます。
いずれの場合も、デバッグビューで LLM・出力ノードの結果を確認できます。
8. 公開後の動作とログの確認
本番運用に近い形で動作を確認するには、公開とログ確認を行います。
8.1 ワークフローの公開とトリガーの有効化
- 画面右上の 「公開(Publish)」 ボタンをクリックし、最新のフローを公開します。
- 画面右側の 「クイック設定(Quick Settings)」 パネルを開きます。
- 作成した スケジュールトリガーのトグルスイッチを ON にします。
- OFF のままでは、スケジュールによる自動実行は行われません。
8.2 実行ログの確認
- 左メニューから 「モニター」 → 「ログ」 を開きます。
- 対象の Workflow アプリを選択します。
- スケジュールトリガーによって実行されたランが一覧に表示されます。
- 対象のランをクリックし、次を確認します。
- ランの開始時刻
- LLM ノードへの入力内容
- LLM ノードの出力内容
- 出力ノードの表示内容
Cron で設定したタイミングどおりにランが作成され、LLM の出力が取得できていれば、
スケジュールトリガー → LLM → 出力 の構成で正しく自動実行されていることが確認できます。
9. 応用例のヒント
この手順書で作成したシンプルな構成は、次のような応用に発展させることができます。
- 毎朝 9:00 にナレッジ検索を行い、サマリーレポートを作成する
- 外部システムの API を HTTP リクエストノードで呼び出し、結果を集計して通知する
- 週次でエラーログを集計し、改善ポイントを LLM に要約させる
いずれの場合も、左端がスケジュールトリガー、その後ろに LLM/HTTP リクエスト/ナレッジ検索などを追加していく、という基本構造は同じです。
以上で、図と同じ構成の スケジュールトリガー動作確認用ワークフロー の手順書は完了です。
Dify スケジュールトリガー+Gmail送信(No14-2)に続きます。
以上


